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大学概要

学長メッセージ

開学10周年記念式典式辞

平成23年10月28日 新潟医療福祉大学学長 山本正治

深まり行く秋のこの良き日に、ご来賓の方々をお迎えして、新潟医療福祉大学の開学10周年記念式典を挙行できることを、学長として大変嬉しく思います。

本学は平成13年4月に開学し、今年3月をもって10年を経過しました。開学時は2学部5学科でしたが、今や4学部10学科となり、大学院を含めると学生数が約3000名(平成23年5月1日現在2965名)の大学に成長しました。保健医療福祉関連の大学では日本海側最大の大学となりました。私は髙橋榮明(ひであき)学長の後任として昨年4月に学長に就任致しましたが、開学10周年という記念すべき時に、皆様にご挨拶が出来ることを大変光栄に思っています。

本学が開学したのは、まさに21世紀の始まりの年である2001年でした。日本ではその約10年前にバブルが弾け、経済的不況が続いていました。また世界ではグローバル化とIT化が進行中でした。このような激動の時代に本学が始まり、そして21世紀と共に生き抜く象徴的なスタートであったと思います。

本学の学則で示された建学の精神は「優れたQOLサポーターの育成」です。この学則に則った本学の基本理念を、1.QOLを支える人材を育成する大学、2.地域社会のニーズに応える大学、3.国際社会に貢献する大学の3つにまとめています。

3つの基本理念に、私は格別の思いがあります。私は社会奉仕を行動指針とする世界的な国際ロータリー財団に育てられました。財団奨学生としてアメリカの大学に留学、その後ロータリークラブ会員としての経験を通して、その綱領である職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕などを学びました。本学の3つの基本理念は、まさにロータリーの綱領を実現できる人材育成を目指している点で一致しております。多分偶然の一致と思いますが、本学の基本理念は、日本だけでなくこれからの国際社会を生き抜くために最も重要なグローバル・スタンダードであると考えています。私が今まで大事にしてきたことが、学長として本学でそのまま継続できることは幸せなことと感謝しております。

ところでオバマ大統領は2年前、Change ! Yes, we can.と言って大統領になりました。私は今もこの言葉を大事にしております。私は学長として、本学でも変わらねばならないことがあると思っています。それは我々自身の意識です。一方私にはもう一つの好きな言葉があります。それはWe must change to remain the same.です。日本語訳は、「今のまま留まるために我々自身が変わらねばならない」であります。「山猫」という映画の中のセリフですが、1860年代の統一戦争で揺れるイタリアが舞台で、貴族階級が生き残るためにその子供が父親に向かって言う切ない言葉であります。日本では明治維新の頃の人達の気持ちに相通ずるものがあります。150年の時空を越えた現在の激動する社会の中で大学が生き残るためには、私たち自身の意識改革が重要となります。

一方如何なる時代が来ようとも、本学には変えてはいけないことがあります。それは建学の精神と基本理念であります。特に国内では100年に一度と言われる経済不況、18才人口の減少、東日本大震災以降の不安定な政治・経済状態、外国ではギリシャ金融危機など、世の中の動きに変化が感じられる現代を、本学が生き抜き、さらなる発展を遂げるために、開学当初に決めたこの一念を貫くことが重要であると考えます。私は学長として、このことを開学10周年の記念式典に当たり、皆様にお誓いし、記念式典のご挨拶といたします。

平成23年10月28日

新潟医療福祉大学学長 山本 正治

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