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大学概要

学長メッセージ

平成27年度入学式式辞

平成27年4月3日 新潟医療福祉大学学長 山本正治

春が来ました。春は様々な可能性を秘めており、何かが始まるという予感がします。この良き日に入学式を挙行できることを大変うれしく思います。入学される学部学生は4学部11学科で996名、3年次編入生が9名ですので、合わせて1005名です。大学院は修士課程が46名、博士後期課程が11名ですので、合わせて57名です。入学者は全体で1062名となります。本学は開設15年目の若い大学ですが、昨年に引き続き入学者数が1000名を超えました。開学時の入学生は約300名でしたので、急成長しております。また就職率も全国の大学の中で有数の高さです。私は学長として入学者数の増加や極めて高い就職率を誇りに思っています。このような本学への入学を心からお祝いします。保護者の皆さまは今日を心待ちにしていたことと存じます。またご来賓の方々をお迎えしております。ご臨席を賜りありがとうございます。

マスコミ報道によりますと、今年は「節目の年」と言われております。すでに今年の漢字は「節」で決まったとも言われております。何故かと言いますと、今年は1945年の終戦から70年に当たるからです。
そこで、「節目」の意味を辞書で調べてみました。「物事の区切り目」とあります。また代表的な用語に「人生の節目」があります。節目には様々な使い方があります。先ほど紹介した「節目の年」だけでなく「人生の節目」も重要な意味を持っております。これから節目をキーワードにこの一年間の過ごし方について考えてみたいと思います。

本学は創立15年目の節目の年に当たりますので、本学の在り方について改めて考えてみました。そして得た答えは、“足元を固めること”でした。2001年の開学以来、建学の精神である「優れたQOLサポーターの育成」や、2020年までの長期目標である「在学生5000名の大学にする」ことを目指して、私たちは全力疾走して来ました。ここで少し立ち止まって足元を固めたいと思いました。特に私たちは面倒見の良い大学を標榜していますので、面倒見の仕組みをじっくり考えます。
皆さまの場合の節目は何でしょうか。念願叶って大学或いは大学院への入学を果たしました。まさに人生の節目の年です。これからの一年間、この節目を意識して大学生活を送っていただきたいと思います。ではどのような過ごし方をすれば良いのか少し考えてみます。
最初に学部学生諸君にお話しをします。皆さまには、この一年間、“人間力の基礎を固めること”を意識して欲しいと思います。まず「人間力」とは何かと言いますと、「社会の中で自立した一人の人間として力強く生きるための総合的な力」と定義されています。人間力を高めるために何をすべきかについて、多くの人が様々なことを言っています。まさに百家争鳴の状態です。私も論議に加わり、吉田松陰に焦点を当てて人間力について考えてみました。
吉田松陰は今年のNHKの大河ドラマ『花燃ゆ』に出て来ます。ヒロインの文は松陰の妹です。また一昨年の大河ドラマ『八重の桜』にも出ておりました。松陰は松下村塾の塾生に対して、三つのことを話しております。一つ目は「立志」です。志を立てること。二つ目は「読書」です。三つ目は「択友」です。友を選ぶことです。私は、この三つが人間力を高めることに役立つと理解しました。
吉田松陰の時代より160年の時空を飛び越えて現代に戻りますが、松陰が言った三つのことは、本学では全て対応可能です。「立志」には「夢を語る会」を準備しています。ここで自分の志を確認する機会にして下さい。「読書」には人間力を高めるための本を図書館に揃えています。ここで読書に励んで下さい。「択友」には「学友会・クラブ活動」です。自分の興味のある文化活動又はスポーツに励み、ここで生涯の友となれる人を見つけて下さい。この一年間に人間力の基礎を固め、将来は本学の建学の精神である「優れたQOLサポーター」になっていただきたいと願っています。
次に大学院生の皆さまにお話しします。松陰が言った三つの言葉を再確認することで人間力をさらに高めると同時に、自分の専門領域を学び、かつ研究に励んでいただきたいと願っています。そして将来は「より優れたQOLサポーター」になっていただきたいと願っています。ここで「より優れたQOLサポーター」の主な要件は三つあります。一つ目は自分が専門とする分野の知識と技術を学ぶことで、論理的思考力を身につけることです。二つ目は自分が働く職場で問題を発見し解決する力を身につけることです。三つ目は問題解決をした後に得られる自己実現の喜びを感じ取る力です。

創立15年目を迎える節目の年に当たり、私は学長として“足元を固めること”を決意しました。また学部学生の皆さまには“人間力の基礎を固めること”を、大学院生の皆さまには“人間力を固めること”に加えて、“論理的思考力・問題解決力・自己実現の喜びを感じ取る力を身につけること”をお願いしました。
本学は面倒見の良い大学を標榜していますので、私たち教職員は惜しみない支援を約束します。これから始まる大学生活が充実したものになることを祈念して式辞とします。

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