院生

土田 直美

博士後期課程

医療福祉学専攻 1年

実践と研究の両立から産学官連携で進める災害食の普及を目指して

新潟県に入庁して10年の2004年に、7.13水害や新潟県中越大震災を経験しました。当時県庁において、管理栄養士として被災地域の栄養・食生活支援活動を担当し、現在の研究分野に初めて足を踏み入れました。その後幾多の自然災害で支援活動を担当する中、大震災から10年が経過した2014年、これまでの行政分野での取組を更に深め、また次世代への継承を目的に大学院への進学を決めました。

修士課程の研究テーマは「災害食の供給に関する企業と地方公共団体との協力・連携体制の現状と課題」です。災害にあっても健康的な食生活を送るため、産学官が連携した取組を進めるには何が必要なのかについて、研究デザインから調査項目の設定、実施、評価に沿った分析方法まで丁寧に指導していただきました。県の大学院自主研修制度を利用することで、大学院での学びに対する様々な支援が受けられ、家庭・仕事・研究を両立することができています。

さらに博士後期課程では、修士課程での研究で明らかになった課題を掘り下げることで、県民の災害時の食の充実につながるよう、行政職員として様々な方面に向けて発信していきたいと考えています。

大学院での学びには新たな自分との出会いがあります。

修了生

山口 智

博士後期課程

医療福祉学専攻 2016年度修了

さらなる成長を目指して

社会福祉分野での経験を重ねていくなかで、「根拠に基づいた実践とは何か?」という疑問を抱きました。その疑問を解消するきっかけとして、修士課程へ進学しました。修士課程修了後、数年間の実務経験を経て、大学教員としてのスタートラインに立ちました。しかし、じっくり研究に向き合う時間がなく、「研究者のアイデンティティとは何か?」と問いかける日が続きました。そこで、自分を見つめ直し、一人の人間として成長したいと考え、博士課程への進学を決意しました。

在学中は、「東日本大震災に関する災害支援」をテーマに研究を行いましたが、被災地での調査には、多くの倫理的配慮が求められました。調査方法等に迷っている私に対して、指導教員より的確なご指導をいただきました。改めて、よりよい研究環境に身を置いていたと感謝しております。

そして、現在は本学の教員として勤務しております。将来の目標としては、本学大学院で入学される皆さんに対して、研究指導を行えるよう、さらに成長をしていきたいと考えております。

最後に、「ご自分のアイデンティティ」を明確にし、さらなる成長を目指す皆さん、本学大学院への進学が「新しい自分」を引き出してくれるはずです。