院生

井上 捷太

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野 1年

学びへの追究

私は学部生時代に、あるテレビ番組で三次元動作解析装置を知りました。その際に、普段の生活において可視化できない身体的負担を力学的に定量化するバイオメカニクスという分野に興味を抱きました。

それをきっかけとして、学内でのクラブ活動やUROP(研究プロジェクト演習)などで三次元動作解析について学び、卒業研究でも三次元動作解析装置を用いた研究を行いました。その後将来を考えたとき、研究・開発分野に携わりたいという思いから、より三次元動作解析について深く学びたいと考えるようになり、大学院へ進学致しました。

現在大学院では三次元動作解析の第一人者である江原教授の熱心なご指導のもと、主に「三次元動作解析装置を活用した股関節中心位置の推定」についての研究を行っています。またTeaching Assistantとして授業に参加することで、義肢装具に対する製作技術や臨床的な視点、加えて説明力なども同時に磨いています。

卒業後は研究やTeaching Assistantなどで身に付いたスキルを活かし、義肢装具士として、多くの患者様によりよい義肢装具・福祉用具を提供していきたいと考えております。

私は興味をもったこと、分からないことはその思いが薄れないうちに学ぶことが大事だと思っています。今、学びたいと思っている方は大学院への進学をお勧めいたします。

修了生

平山 由紀穂

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野 2016年度修了

大学院進学を決意させたもの、得られたもの

私はフットケアサロンで、フットセラピストとして足のケアと、日常の歩行の質を高めるための靴やおしゃれ靴としてのセミオーダーパンプス、およびインソールの提供、そして姿勢、歩行指導というサービスを提供しており、義肢装具士の資格は持っていません。サロンにはサイズの合っていない靴で足を痛めたり、歩き方に悩むお客様がほとんどであったため、靴やインソール技術の講習会に積極的に参加していく中で、講習会の講師をされていた阿部教授に出会いました。そして靴とヒトの歩行の関係を科学的に研究する「靴人間科学」という科目があることを知り、まさに私が学ぶべき場所と思い、大学院進学を決めました。

多くのことを学びたいと思っていた私でしたが、まずは研究テーマを絞り込むことにさえ、とても苦労しました。慣例的に経験や勘で行なってきたプロセスを、科学的に証明することの難しさを知ることになりましたが、指導教員の先生方の指導、先輩方や同期生の助言や協力で進めることができました。

研究活動は独創力・企画力・実行力などの総合的な力が試されるというのが指導教授の言葉ですが、大学院での2年間で研究手法の基礎と研究の面白さを知ることができました。

今後は専門家としての実践活動に、研究者の一人として科学的検証の視点を生かしていきたいと思っています。

全国から集まった研究室の先輩方や同期生、また他分野の多職種の方々との交流やディスカッションの機会もあり、より広い視野と社会人院生ならではの修学における苦労を乗り越える情熱に触れることができ、大変刺激を受け、励みにもなりました。