在学生

上脇 寿人

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野 2年

大きな目標に対する一歩

私は本学の義肢装具自立支援学科を卒業後、フルタイム学生として本大学院の修士課程に進学しました。大学では4年間を通して主に義足や装具を製作したり、4年生の時には学術大会に参加するといった活動をしてきました。その中で、大腿義足の分野に対しより一層の知識の向上や、研究のノウハウについてしっかり学びたいと考えて大学院に進学をしました。

大学院では、学部生の時から行っていました大腿義足分野の「大腿切断者に対する断端評価の客観的評価」に関する研究をしています。断端評価は、義足を製作するにあたり重要な部分となっています。ですが「切断端の皮下脂肪の厚さ・柔らかさ」や「切断端の長さ」には規定がなく、経験により行われております。そこで私は、客観的な評価になるよう研究をしております。

将来は、義肢装具士としてのキャリアを積んでいきながら、研究も継続していきたいと考えております。また、海外協力隊などの活動にも興味があります。

是非皆さんも、大学院に進学してより多くの知識を深め、将来の可能性を広げてみませんか。

在学生

プラゥピパット ボンコック

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野 2022年修了

博士後期課程

医療福祉学専攻 1年

素晴らしい知見とともに日本の生活を楽しむ

私はマヒドン大学のSirindhorn School of Prosthetics and Orthotics(SSPO)を卒業し、タイ国立研究センターで研究助手として働いていました。私はタイ政府から修士課程と博士課程の奨学金を得ることができました。本学を選んだ理由は、質の高い大学であり、義肢装具分野においてアジアで最も有名だからです。それに加えて、指導教員の江原先生は動作解析の専門家として、私が興味を持っている研究分野をサポートして下さるからです。

私は留学生として多少の日本語は理解できますが不安もあります。しかし先生や友人の温かいケアのおかげで日本での生活に慣れ、毎日新しい知識を得て楽しみながら勉強しています。指導教員の緊密な研究指導により、自分の研究テーマに関して自由に実験を繰り返すことができました。

私は本学で得た知識と経験をもとに、障害者、高齢者、そして支援機器を必要とする人々の生活の質を向上させるため、将来的に高レベルの義肢装具を開発することを目指しています。