院生

齋藤 大造

保健学専攻

医療技術安全管理学分野 1年

「医療安全と職種間コミュニケーション」についてもっと深く学びたい

現在、新潟県立病院に勤務しています。当院は、新潟県のがん拠点病院としての役割があり、安全・安心な検査データの提供が検査科のビジョンであることから外部評価(ISO 15189)を取得することが責務となっています。そのため、職員一人ひとりに「マネジメントの必要性」、「何故今、国際標準に基づく運営に関する外部評価が必要なのか」などを理解してもらう必要があります。新潟医療福祉大学大学院修士課程には「医療技術安全管理学分野」があり、大学院で私が「ISO 15189」や国際基準について学び、職員へISO取得に向けた説明ができたらと思い、入学する決心をしました。

また、私自身のスキルアップ目標が「医療安全と職種間のコミュニケーション」で、修士論文の研究テーマに考えています。職場では、院内の医療安全推進委員会の一員としてインシデントレポートの検討や改善に努めています。インシデントは、実に些細なことが原因となることが多く、検査の場合、最も多い素因として「職種間のコミュニケーション不足」があげられます。相手を納得させるための説明が苦手な人が多いように思われます。

今後は、「医療安全=職種間コミュニケーション能力=納得いく説明力(論理的思考)」を身に付けた検査技師が必要となります。これらのスキルを職員、学生に身に付けさせるためにも大学院で学び、更なるファシリテーター役として少しでも役立てればと思っています。

修了生

熊谷 順子

保健学専攻

医療技術安全管理学分野 2016年度修了

学びの機会

私は臨床検査技師として働いていた頃から、ずっと論文を書くという目標を持っておりました。指導教授より大学院進学のお話をいただき、論文作成の指導を受けるために、本学の大学院に入学しました。

最初は何から始めれば良いのか不安でしたが、指導教授より研究テーマを与えていただき、徐々に実験データも自分なりに収集できるようになっていきました。思うようにデータ収集ができないときもありましたが、先生方のご指導のもと、まずは学会発表にむけてデータの解析をしました。学会発表の抄録という短い文章でいかに多くの内容を伝えるか、幾度となく修正していただき、無事に時間内にプレゼンを終了できたことは、今思えばほんの通過点でした。ここから、論文として形に残るものを作り上げていくことの大変さを知ったことは大学院を修了した者に共通するところだと思います。私は社会人院生でしたので、仕事との両立の中、足りないデータの収集や統計解析、投稿の締め切りには本当に苦労しましたが、1つの論文として出来上がった今は経験できて良かったと思っています。今後も継続して論文作成のために学んでいきたいです。学会発表や論文投稿と高いハードルを課して下さった指導教授に感謝しております。皆さんも自分の研究を形にしてみませんか。