在学生

平 慶子

保健学専攻

自然人類学分野 1年

新たな人生のはじまりに

元々「考古学」が大好きで、北海道埋蔵文化財センターに臨時職員として約10年勤務していましたが、遺跡で発掘された歯のクリーニングに携わったことがきっかけで、「人類学」を勉強したいと強く思うようになりました。

その頃知人から、本学の奈良貴史先生を紹介していただいたご縁があり、長く勤めた職を思い切って辞して、人骨の調査員として新潟で働くことを決めました。新潟で新たな生活を始めた頃に、本学に自然人類学分野が新設されることを知り、思い切って受験、今春晴れて大学院生となりました。

現在は、縄文時代の葬送習俗の解明を研究テーマとして、遺跡出土火葬人骨の分析に取り組んでいます。仕事と勉強の両立は大変で、自分の無力さを感じたりもしますが、今までの経験が一つも無駄なことはないことを信じで取り組んでいます。これを読んでくださっているあなたにも、ここでしかできないことがきっと待っています、とお伝えしたいです。“大学院なんてハードルが高すぎる”と進学を躊躇している方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です、こんな私も今学生として、日々ウキウキする気持ちで生活しています。さあ、探求の扉は開かれました!