院生

平野 春樹

保健学専攻

言語聴覚学分野 1年

臨床現場での疑問解明のために  「なんでこんなことが起こるんだろう」みなさんも臨床の現場でこんな疑問を思う事はないでしょうか。私は4年間病院勤務をしてきましたが、聞こえの悪い高齢患者さんと接している中で、教科書通りにいかない体験を何回も体験してきました。この様な臨床を繰り返すうちに聴覚障害で困っている人たちの手助けをしたいという考えが強くなり、「教えられるのではなく、自分で思考し探究していく力」や「臨床現場での疑問の解明」ができる様に本大学院言語聴覚学分野への進学を決めました。
 入学後は聴力検査スキル習得のため、補聴器メーカーへの研修や先行研究の調査を行い、夜間や土曜日に「保健・医療・福祉連携教育実践法」や「自然科学系研究方法論」などの講義を聴講しています。臨床とは違う疲れもありますが、担当教官からの指導や他の院生から情報入手、大学図書館の検索情報を利用し、臨床での疑問に対する研究を進めながら充実した日々を送っています。
 大学院という場は臨床でのスキルアップだけではなく社会貢献の側面があります。また、臨床での疑問に近づける場でもあると考えます。もし、そのような考えを持たれている方でしたら大学院への進学をお勧めします。
修了生

平井 香織

保健学専攻

言語聴覚学分野 平成27年度修了
新潟大学脳研究所付属生命科学リソースセンター 勤務

仕事について見つめなおす機会に 「自分のやってきた臨床は意味のあるものだったのか?」という疑問を解決するための方法を学びたいと思ったことが、私が大学院進学を決めた理由です。研究に取り組んだのは卒業以来で研究者として初心者レベルではありましたが、大学院では経験豊富な指導教授に、研究計画の立案から進行状況、研究成果を厳しくチェックしていただき修士論文としての精度を高めることができました。同時に、文献検索や読み方、先行研究の整理、実験方法、統計処理など、研究に必要な多くのことを学ぶことが出来ました。現在は、在学中に研究補助員として勤めていた研究所で助手として勤務しています。将来は、臨床家としてだけでなく研究者としても研鑽を積んでいきたいと考えていますが、このような機会に恵まれたことや研究所で働こうという選択肢を選べたことも大学院へ進学し研究の面白さを学んだことが少なからず影響していると思います。仕事と学業の両立は体力的にきつい時期もありましたが、大学院生活は想像した以上に価値のある素晴らしい体験でした。様々な事情で進学を迷われている方もいると思いますが、まずは「挑戦してみる」ことだと思います。学びの深さ、そして貴重な出会いと濃厚な経験が、今後の言語聴覚士としての仕事に深みを与えてくれるのではないでしょうか。