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2016年8月4日

「ストレッチングが柔軟性・パフォーマンスに及ぼす影響」に関する研究

中村 雅俊

理学療法学科 講師/理学療法士

■趣味:ソフトテニス
■愛読書:週間少年ジャンプ
■座右の銘:本気だったら大丈夫‼

研究を始めたきっかけ

ストレッチングは、スポーツ前に行われるだけではなく、理学療法士が患者様によく行う治療手技の一つです。そのストレッチングについては、大学時代に様々なことを学んできましたが、「どんな効果があるのかな?」ということについて興味を持ち、色々と調べていくにつれて、ストレッチングについて解明されていないことが非常に多いことに気がつきました。そこで調べているだけでは物足りなくなり、実際に自分でもストレッチングの効果について研究してみたいと思い大学院でストレッチングに関する研究を開始し、今でも研究を継続しています。

 

研究内容

ストレッチングは、医療現場やスポーツ現場で行われているものですが、その効果や目的に関しては様々です。ストレッチングにより「身体が柔らかくなるメカニズムにはどのようなものがあるのか?」や「実際に柔らかくなるためにはどのようなストレッチをどれくらい行ったらいいのか?」について研究をしています。また、最近はストレッチングにより身体の能力が変化することが知られていますが、様々なストレッチング方法やウォーミングアップと組み合わせることで「どのようなストレッチングを行えば、身体の能力が向上するのか」についての研究を行っています。

 

今後の展望

ストレッチングの効果については世界中で様々な研究が行われていますが、ストレッチングにより身体が柔らかくなるメカニズムや身体の柔らかさを効果的に増加させることが出来るストレッチングについてはまだまだ分かっていないことが多くあります。ストレッチングについて明らかになることで、病院などの臨床現場やスポーツ現場など、様々な場面で効果的に身体を柔らかくする方法や、身体の能力を向上するための最新鋭のストレッチング方法の確立に繋がっていく可能性があります。

 

高校生へのメッセージ

ストレッチングについて少しでも疑問や興味を持っている人には本模擬講義は興味を引くものになると思います。9月のオープンキャンパスの模擬講義では他の人がまだ知らないストレッチングの最新知識について説明するので、是非、参加してみてください!