研究の向こうに未来が見える。

04

臨床技術学科

研究の向こうに未来が見える。

助教

佐々木 一真(ささき かずま)

最終学歴 桐蔭横浜大学大学院
学位 博士(工学)
保有資格 臨床工学技士、透析技術認定士、第2種ME技術者
趣味 スポーツ観戦、旅行
愛読書 Clinical Engineering、心を整える
座右の銘 やらなきゃ何も始まらない

維持血液透析患者に
おけるバスキュラー
アクセスに
関する研究

この研究について動画で詳しく知ろう!

研究をはじめたきっかけ

私が通っていた大学では、3年生になると希望する研究室に配属されますが、大学では様々な研究が行われており、どれも興味深いものでした。 恩師の先生方や先輩方から色々な話を聞いているうちに、「透析患者さんと医療従事者の両方に貢献できる研究を始めたい」と思い、この研究を始めました。

研究内容

血液透析を必要とする患者さんは年々増加しており、日本ではその数約34万人となっています。血液透析ではバスキュラーアクセスと呼ばれる血液の出入り口となるものが必要になりますが、このバスキュラーアクセスの管理や機能維持は、透析治療を行っていくうえで必要不可欠なものです。透析患者さんにとって命綱となるバスキュラーアクセスに対して、非侵襲的に管理・機能評価を定量的かつ客観的に行う方法についての研究をすすめています。

この研究の先に

近年の医療技術の発達に伴って人間の寿命は延び、透析患者さんの寿命も延びてきています。透析患者さんに対しても様々な治療機器や診断機器が使われていますが、診断基準が確立されていない部分もあります。将来その診断基準が確立されることで、治療が必要な透析患者さんを早期発見でき、それを判断する医療従事者にも貢献できるのではないかと考えています。

高校生へメッセージ

「研究」と聞くと難しそうなイメージを持つ人がいるかと思います。私もその一人でした。日本のみならず世界中では様々な研究が行われています。まずはいろいろな人の話を聞くことで「研究とは?」ということを知る一つのきっかけになれば嬉しいです。