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2014年4月29日

ソケットについて考える

前田 雄Yu Maeda

助教

担当科目
義肢学・実習Ⅲ(大腿義足)、車いす・シーティング、臨床実習Ⅰ(関連施設)、義肢学・実習Ⅱ(下腿義足)、支援機器Ⅰ(移動機器)、福祉ロボット、試験評価と標準化、装具学・実習Ⅰ(体幹装具)
専門領域
義肢装具学

■ニックネーム:まえちゃん
■出身地:富山県
■趣味:格闘技→小学生から高校卒業まで空手をやっていました。最近は見るだけです...
■経歴:義肢装具士養成校卒業後、富山県の義肢装具企業に勤務。
■子どもの頃の夢:よく考えが変わっていたので覚えていません。
■尊敬する人:鈴井 貴之
■座右の銘:いちばん忙しい人間が、いちばんたくさんの時間を持つ。
■休日の過ごし方:自分がその日、楽しいことをする!!
■好きなTV番組:水曜どうでしょう

専門領域・研究分野について教えてください。

私は、これまでの臨床経験より、義肢装具全般と車いす・シーティングを専門とし、研究分野については下腿義足のソケット形状に関する研究をしています。

本学科に勤務するまでは、実際の臨床現場で義肢を作製することが多くありました。義肢は生体と義肢のインターフェイスとなるソケットの適合が重要であり、教科書ではそのソケットの形状は定義されていますが、ソケットのメカニズムは明らかにされていません。
そのため、それまで私は臨床現場で、学生時代に学んだ基礎と経験からくる感で義肢を作製していました。このソケットメカニズムを明らかにして、すべての義肢装具士が根拠のあるソケット適合をできるようにするために、下腿義足のソケット形状に関する研究をしています。

義肢装具士に興味を持ったきっかけを教えてください。

20歳の時に就職したのが義肢装具製作会社でしたが、当時、私は義肢装具士の資格を持っていませんでした。資格のない私は工場で義肢装具の製作に携わることしかできず、実際にはどんな人が使用するのか、またどのよ うに使用されているのか、本当にその義肢装具は使用されているのかと考えるうちに、義肢装具士の資格を持ち、自ら義肢装具ユーザーの意見を聞き、その義肢装具を合わせたいと考えるようになりました。義肢装具士が、採型・適合しなければ、義肢装具はただの物でしか ありません。そこで、私は義肢装具士となって自分で義肢装具ユーザーと向き合いながら義肢装具を作製したいと考え義肢装具士を目指しました。

当該学科の目指す資格の活躍の場や、将来性について教えてください。

義肢装具自立支援学科では、義肢装具士だけでなく福祉用具プ ランナー、福祉住環境コーディネーター、福祉用具専門相談員などの複数資格を目指すことができ、福祉用具・機器全般の知識・技術を修得した新しい医療福祉 のプロフェッショナルを育成しています。ですから、活躍できる場は、義肢装具製作所、病院、福祉用具販売、福祉用具レンタル事業所等、多岐にわたります。
また、「超高齢化社会の到来」により、福祉用具を必要とされる方々は増加しますので、義肢装具士は、さらに様々な分野で活躍できるようになると考えています。

担当授業の魅力について教えてください。

2年生後期に開講している支援機器Ⅰ(移動機器)の授業では、車いすの歴史、種類を知り構造を理解して授業の最後に車椅子を分解して組み立てます。それにより将来、臨床現場で車椅子ユーザーに提供する際、説明と修理ができるようになります。この授業は3年生の後期に開講される、より高度な知識と技術が必要とする車いす/シーティングの科目と連携できるように授業内容を構成しています。
また、義肢学Ⅱ/義肢実習Ⅱ(下腿義足)では、実際の臨床現場さながらに下腿義足ユーザーをお招きし、1人の学生が1本の下腿義足を最初から仮合せまで行います。実際の義足ユーザーを目の当たりにし、ユーザーの気持ちや要望を聞くことにより自分の将来像を想像し、これまで以上に義足に興味を持てる授業構成となっています。

先生から見た新潟医療福祉大学、在籍する学生について教えてください。

義肢装具を専門とする大学は本学が最初でした。私が義肢装具士を目指した当時は、全国に大学はなく専門学科校が5校だけでした。義肢装具を専門とする学科が出来たと知ったときは、驚きで、その大学で働いていることに誇りを持っています。
学生は自分の専門分野に対し、純粋であり真面目で勤勉な学生が多いと思います。また、今年は4学部11学科になり専門職を目指す入学生も1000人を超えチーム医療、チームアプローチを実践できる全国でも数少ない大学であると思っています。

教育・授業において大切にしていることや考え方を教えてください。

私は、学生自ら興味を持ち、考えることのできるように授業を組み立てるようにしています。また、臨床現場に活かせるように授業に取り組んでいます。

最後にメッセージをお願いします!

専門資格を取得することが目的ではありますが、それまでのプロセスも大事にしていただきたいと考えています。ただ専門資格を取るだけではなくこの新潟医療福祉大学でしか学べないものもあると思います。また、専門資格は自分の通過点にしか過ぎません。卒業後、プロフェッショナルになるということを考えてみてください。

次のセンセイを紹介してください。

とても素敵な女性で、いつも明るく周りを楽しくしてくれる看護学科の山口先生!にバトンタッチします!
繋がりと言えば…あえて言うなら『仲良しツナガリ』でしょうか(笑)
よろしくおねがいします!

そんな、前田先生が在籍する義肢装具自立支援学科の詳細は以下バナーよりご覧ください。
義肢装具自立支援学科ページはコチラ!

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ゼミでは学生自らが興味や疑問を持ち、設定したテーマを研究しています。専門職になる知識を深めながら、自ら研鑽に努め成長することが大切だと考えています。

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中古の車いすを回収・修理・整備し、発展途上国へ届ける国際ボランティア活動「空飛ぶ車いすサークル」の顧問もしています!

スリランカ修理会

「空飛ぶ車いすサークル」では、タイやスリランカなどの現地へ、学生と共に赴くこともあります。学生にとっては、視野を広げ、技術者としても成長できる貴重な機会となっています。

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本学科は、学年問わず仲が良いのも魅力!タテツナ クリスマス会の一枚。