義肢装具自立支援学科カリキュラム

「医療系科目」と「福祉工学系科目」の両面から行われる、新しいコンセプトの授業を数多く配置

基礎医学や臨床医学といった医学系と福祉工学系を主軸としたカリキュラムによって、自立生活を支援する人材を育成するために、「人を観る」能力と「ものをつくる」技術について重点的に学びます。

履修科目

1年次

初年度から専門基礎科目群で医学の基礎を積極的に学び、基礎ゼミや英語といった基礎教養科目群を集中的に学習し、今後4年間の専門教育の基礎を養います。また本学科の中核をなす義肢装具分野と福祉用具分野については、数学や力学などの基礎から始めて各論へと進みます。

2年次

1年次の学習の上に、運動学や整形外科学などの専門的な知識と理解を深め、義肢装具分野と福祉用具分野はもちろんのこと、老年学や人間工学などについても学習します。
また臨床実習Ⅰとして医療福祉関連施設での研修を行います。

3年次

専門専攻科目群では義肢装具・福祉用具の製作や適合技術を習得し、実践的な学内実習によって磨きをかけていきます。後期には臨床実習IIとして、義肢装具製作企業や病院などの臨床現場において、実際に身体障害者のリハビリテーションチームの一員としての役割を学びます。
また福祉住環境コーディネーターの資格取得のための勉強も行います。

4年次

義肢装具・福祉用具分野の仕上げ的学習と、新しいスペシャリストの育成のために福祉工学や福祉ビジネスなども学びます。また福祉用具プランナーの資格取得のための勉強も行います。さらに海外研修で見聞を広め、自分の興味ある研究テーマによる卒業研究で4年間の総まとめとします。

※2018年度入学生用のカリキュラム予定であり、変更となる場合があります。(2017年3月31日現在)

科目紹介

下腿義足学実習

義肢学II(下腿義足)写真

身体と義足を接続するソケットの理論やパーツの選択について、「人を視る(評価する)」「ものをつくる」両方の観点から学びます。また、実際の下腿切断者の方にモデル被験者となってもらい、採型から適合・評価に至るまでの実践的な技術について学びます。さらに、現場で必要とされる心構えや礼節・態度についても学びます。

福祉用具起居移乗関連学

福祉用具学IV写真

福祉用具を扱う専門職に必要な実践的な知識と技術を学びます。高齢者の身体特性およびその特性に合わせた福祉用具の選択・適合を行えるように理解を深めます。また、生活動作における「起き上がる」「移動する」「入浴・排泄する」などを補助するための福祉用具・機器も学び、福祉用具を使用しての支援技術を修得します。

三次元動作解析演習Ⅱ

福祉用具学IV写真

義肢・装具の適合を適切に評価するためには、適合後の動作分析が重要です。この科目では、人の歩行や歩き始め、立ち上がりについて学び、動きのメカニズムを理解します。さらに、三次元動作解析装置を使用して実際の患者様の動作計測・分析を行い、義足や装具が運動へどのような影響があるのか、グループワークを通して学びます。

義肢学Ⅱ(下腿義足)

福祉用具学IV写真

医学的・工学的観点から、体と義足を接続するソケットの理論やパーツの選択について学びます。また、並行して開講される義肢実習IIでは、実際の下腿切断者の方にモデル被験者となってもらい、採型から適合・評価に至るまでの実践的な技術について学びます。さらに、現場で必要とされる心構えや礼節、態度についても学びます。

車いす・シーティング実習

車いす・シーティング実習写真

車いす・シーティングの目的や種類、使用方法などについて学び、適切な選択・設計・デザインするために、対象者の座位姿勢を分析する力を身につけます。さらに、実際の対象者をモデルに、座位姿勢の評価から車いす・シーティングの設計、デザインまでを実践的に行う日本最先端の教育を実施しています。

装具実習(上肢装具実習)

装具実習II写真

上肢装具とは肩・肘・手の機能障害の軽減を目的として使用する補助器具のことをいいます。この科目は、身体形状を把握する方法から製作技術、適合技術について学びます。また、並行して学ぶ上肢装具学では、上肢装具の種類や対象となる疾患学、身体運動の仕組みなどについて学び、装具のデザインについて理解を深めます。

靴型装具学実習

靴型装具学実習写真

靴の形をした医療器具である「靴型装具」は、インソールの形をした「足底装具」を内蔵しており、足の骨格の変形の予防や矯正などを目的に使用されます。外反母趾や扁平足などの治療や、スポーツ障害への処方数が増加しています。授業では、採型からチェックシューズまでを製作し、足底の圧力分布を測定する装置を使用して分析も行います。

義肢学(大腿義足)

義肢学III写真

大腿部の切断例に対し、膝関節と足関節の機能代償を行なわせる大腿義足は特に難しいとされています。本科目では医学と義肢学的知識を習得し、義肢実習III(大腿義足実習)と平行して学習します。実際の切断者の方に実習授業のモデル被験者をお願いし、学内で実践的な製作および適合を学びます。また最新の義肢ソケットの製作方法や、義足パーツの選択方法についても、臨床的な視点から学習することができます。

装具学(下肢装具)

装具学II写真

下肢の疾患や障害に対しての機能補助、または治療的効果のために使用する下肢装具について、その医学的理論と装具学的知識を学びます。装具実習II(下肢装具実習)と平行して学習するため、理論と実践が一体となって効果的に習得することができます。具体的には足底装具(インソール)や短下肢装具、骨折治療用の装具など製作を通して、医学的知識を得ることはちろんのこと、学生がお互いにモデル役となることで、装具を使用する人の気持ちを理解することも重要です。

基本工作実習

基本工作実習I写真

義肢装具等を製作する上で必要な基礎的な知識や技術、"ものづくり" の基本的な姿勢について学びます。また義肢装具等に使用される金属やプラスチック、皮革、石膏等の材料の特性について理解し、その加工理論について学びます。さらに工作機械や工具等の種類について学び、これらを安全にかつ効率よく使用するための理論や取扱い方法、管理方法等について学習します。

福祉用具学(福祉住環境)

福祉用具学III写真

東京商工会議所等主催の検定試験「福祉住環境コーディネーター3級」の合格を目指し、そのために必要な知識を学びます。日本は現在、総人口のうち高齢者人口の割合が20%を超えた「超高齢社会」に突入しました。あらゆる人々が快適に自立した生活を送れる住環境を考えるにあたっては、医療・福祉・建築など多岐にわたる関連分野の広い知識を必要とします。授業では試験対策のテキストに沿って学ぶのと同時に、住宅改修実例の紹介と解説、住宅設備や計画寸法をADL室で実際に体感する実習などを行います。

運動学実習

運動学実習Ⅰ写真

運動学では、身体が動く仕組みを学習します。仕組みが分かると、立つ・歩く・階段昇降など普段何気なく行っている行動の大変さが分かり、楽に動く方法に気付けるようになります。高齢者の方や身体障害者の方への義肢装具の製作や福祉用具を選択する際に、その知識が役立ちます。また、演習では3次元動作解析装置のデータを基に学習します。

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