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【視機能科学科】村田憲章助教らの研究論文が米国の科学医学雑誌「PLOS ONE」に掲載されました。

視機能科学科の村田憲章助教らの研究論文が米国の科学医学雑誌「PLOS ONE」に掲載されました。以下に研究概要を記載いたします。

Murata N, Miyamoto D, Togano T, Fukuchi T (2017) Evaluating Silent Reading Performance with an Eye Tracking System in Patients with Glaucoma. PLoS ONE 12(1): e0170230. doi:10.1371/journal.pone.0170230

>>掲載論文はこちら
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0170230

要旨:
緑内障は慢性的に視野欠損が進行する疾患で、末期には失明に至ります。緑内障による視覚障害により読書などの日常生活動作に関わる機能が低下していきます。眼科領域においてこれまでの読書検査では、主に音読を評価する方法が用いられていました。近年、海外では視線解析装置を用いて日常生活により近い黙読の評価を試みた研究がなされています。
本研究は視線解析装置Tobii TX300を用いて視力が良好な緑内障患者の黙読機能を評価しました。その結果、緑内障患者は健常人と比し文字の認識に関与する視線運動に変化がみられました。また、緑内障患者の視野の良い方の眼の障害だけでなく、視野の悪い方の眼の障害も読書機能低下に関与しており、単純に良い方の眼の視野が両眼視野をマスクしているわけではない、ということが考えられました。
今後は、視野の局所的な感度低下と黙読能力の関係性について検討し、緑内障患者の読書困難の原因を追求していきたいと考えております。

>>視機能科学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/ort/