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【理学療法学科・運動機能医科学研究所】犬飼康人助教の研究論文が国際誌『Brain Stimulation』に受理されました!

理学療法学科の犬飼康人助教(理学療法学科、神経生理Lab、運動機能医科学研究所所属)の研究論文が国際誌『Brain Stimulation』に受理されました。犬飼先生は、ノイズ電気刺激を使用することでバランス機能が改善するのか?ということの研究を行っております。研究の詳細と犬飼先生からのコメントは以下の通りです。

研究内容の概要:
耳の後ろにノイズ電流を与えると立位バランスが良くなる!
バランス障害は、高齢者が転倒する大きな原因と考えられています。このバランス障害の評価には、身体重心の移動量(総軌跡長)や移動速度(平均移動速度)が用いられていますが、転倒を繰り返す高齢者では、総軌跡長や平均移動速度が増加していることがわかっています。この研究では、耳の後ろに電極を貼り、平衡機能に関わる前庭器官にノイズ電流刺激を与えると、総軌跡長や平均移動速度が減少することが明らかになりました。本研究成果は「Brain Stimulation」に掲載予定です。

研究者からのコメント:
本研究は、平衡機能に関わる前庭器官に対してノイズ電流刺激を行った際の立位バランスに与える影響を検証しました。本研究から、前庭器官へのノイズ電流刺激は、若年健常者の開眼立位時の総軌跡長や平均移動速度を減少させる効果があることが明らかになりました。興味深いことに、ノイズ電流刺激は立位バランスの不良な人達により効果的でした。この結果から、前庭ノイズ電流刺激は、立位バランスの不良な高齢者のバランス機能を向上させる有効な介入手段である可能性があります。

本研究成果のポイント
1.前庭ノイズ電流刺激を行うと若年健常者の開眼立位時の重心動揺が減少することを実証しました
【図1】http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/20171017-1.pdf (78.2KB)

2.前庭ノイズ電流刺激の刺激効果は,立位バランスが悪い人ほど大きな効果が得られることが明らかになりました。
【図2】http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/20171017-2.pdf (39.4KB)

原著論文情報
Inukai Y, Otsuru N, Masaki M, Saito K, Miyaguchi S, Kojima S, Onishi H. Effect of noisy galvanic vestibular stimulation on center of pressure sway of static standing posture. Brain Stimulation [in press]

>>運動機能医科学研究所の詳細はこちら
http://www.ihmms.jp/

>>理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/

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