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【視機能科学科】視機能科学科開学記念講演及び内覧会を行いました。

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平成26年4月、医療技術学部に視機能科学科が開学し、3か月が過ぎました。
この度、6月29日(日)に視機能科学科開学記念講演及び内覧会を開催いたしました。

日本で初めて視能訓練士の大学教育を手掛けた川崎医療福祉大学(岡山県)の田淵昭雄教授がお祝いに駆けつけてくださいました。
記念講演に先立ち、視能訓練士の資質向上と教育の発展を目的とした本学科の開学に対し、彫刻家である平櫛田中(ひらくし・でんちゅう)氏の座右の銘「今やらねばいつできる。わしがやらねば誰がやる。」が書された扇子をお贈りくださり、本学科の船出に温かいご祝辞を頂戴しました。

田淵教授のご祝辞に続き「高齢社会における眼疾患と視能訓練士の役割」と題して、阿部春樹学科長による記念講演が行われました。
講演では、はじめに視覚を通じての情報収集の重要性が述べられ、「眼」を守る「眼科医」と「視能訓練士」は、人々のQOL向上を支える専門職として重要な役割を担っていることが強調されました。
さらに日本眼科医会の視覚障害に関する調査について触れ、高齢社会の進展に伴い、2030年には視覚障がい者数が200万人まで達すると予測されることから、視覚障害に対する包括的なケアが求められていることが述べられました。
また、本邦における視覚障害の主要原因である「緑内障」、「加齢黄斑変性」および世界の視覚障害原因疾患の第一位である「白内障」について、それぞれの疾患の概要について解説がされました。

そして、21世紀はQuality of Life(QOL:生活の質)の時代といわれ、このQOLを維持するためには「眼」をはじめとする感覚器を健康に保つことが非常に重要であり、「視能訓練士」の役割の重要性とその需要はますます高まるという話で結びとなりました。

記念講演の後の視機能科学実習室の内覧会では、多種多様な検査・訓練装置を紹介すると共に、視能訓練士の養成校として初めて導入した画像ファイリングシステムの検査データ管理についてiPad(タブレットPC)を用いてデモンストレーションし、臨床現場に即した機能的な教育環境をご覧いただきました。

当日はあいにくの大雨ではありましたが、講演会にはおよそ30人、そして内覧会には50名の方が参加してくださいました。参加された方の多くは医療関係者であり、「視能訓練士の社会的認知度が高まるよう、優秀な人材を育成してもらいたい。」とありがたい激励のお言葉も頂戴しました。
多くの祝電、そして豪華絢爛なお花をお贈りいただきまして、盛会裏に終えることができました。

視機能科学科スタッフ一同、日進月歩の医療に対して柔軟に対応できる視能訓練士の育成を目指して教育に邁進いたします。今後とも、ご指導、ご高配を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

視機能科学科の詳細はこちら>>
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/ort/




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