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旅客船における聴覚障害者のための情報提供機器に関する基礎実験に協力しました。

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平成12年「移動円滑化のために必要な旅客施設及び車両等の構造及び設備に関する基準(バリアフリー基準)」が公布されました。また、平成18年6月には前述した「バリアフリー基準」と「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律(ハートビル法)」を一体化した「バリアフリー新法」が公布され、平成18年12月に施行されました。超高齢化社会を迎えた現在、「バリアフリー」はますます注目を浴びて来ています。

そうした中、義肢装具自立支援学科大鍋教授を中心に設立された自立生活支援技術研究センターでは、今年3月19日、新潟港へ入港中の新日本海フェリー所有バリアフリー法技術基準適合船「ゆうかり」(約18,000トン)船内で旅客船における聴覚障害者のための情報提供機器に関する基礎実験を行いました。

大鍋教授は、主任研究者である独立行政法人 海上技術安全研究所 宮崎恵子氏と共に共同研究者の一人として協力し、また実験後、看護学科の杉本洋助手と共に新潟在住(新潟県中途失聴・難聴者協会および新潟県聴覚障害者協会)の聴覚障害者、本学学生ボランティア(健常者としての被験者)に「ボランティア活動におけるエンパワメントの双方向の研究」の一環としてアンケート調査を行いました。

健常者の被験者として協力した本学学生ボランティアには理学療法学科の渋谷早央里さんはじめ計10名(理学療法学科6名、社会福祉学科2名、看護学科2名)が参加し、また杉本助手は被験者としても加わりました。

実験では聴覚障害者(通訳者を含む)と健常者の混在状態での操練(避難訓練)(写真2)での情報提供装置(LED型電光文字表示(写真3)の有効性実験調査と客室並びに公室における閃光ライト(パトライト、光るチャイム、ストロボライト:写真4)の有効性実験調査を実施し、調査票等による評価を行いました。本実験結果は今後の超高齢社会のバリアフリーを推進する上で貢献するもの思われます。

実験終了後新日本海フェリーのご好意でスイートルームをはじめ船内を案内して頂き、初めて見た学生は感激していました。
なお、本研究は主任研究者が所属している独立行政法人 海上技術安全研究所の倫理委員会(IRB)をパスしたものです。また、本実験結果については、平成19年5月26(土)~5月27(日)に開催される、第43回日本交通科学協議会総会・学術講演会(テーマ : 変化する交通環境における立場の弱い人々の安全)(登壇者:宮崎恵子氏)で発表されます。
詳しくはhttp://www.jcts.or.jp/43sokai/43kouen.htmlにてご確認ください。

<写真①>
新日本海フェリー「ゆうかり」をバックに新潟医療福祉大学からの情報提供機器実験ボランティア参加者
<写真②>
聴覚障害者を含めた操練(避難訓練)風景
<写真③>
聴覚障害者への情報提供機器としての閃光ライト(左からパトライト、光るチャイム、ストロボライト)
<写真④>
聴覚障害者への情報提供機器として使用したLED型電光文字表示


大鍋 寿一
義肢装具自立支援学科&
自立生活支援技術研究センター


義肢装具自立支援学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/dept/medical/jiritsu/index.html

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