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【運動機能医科学研究所】作業療法学科・桐本准教授らの科学論文がBrain Stimulation誌に採択されました。

作業療法学科・桐本准教授ら、運動機能医科学研究所のメンバーの科学論文が、Brain Stimulation誌に9月24日(水)付で採択されました。

論文タイトルおよび著者名は以下の通りです.
Effect of transcranial static magnetic field stimulation over the sensorimotor cortex on somatosensory evoked potentials in humans
Hikari Kirimotoa, Hiroyuki Tamaki, Takuya Matsumoto, Kazuhiro Sugawara,
Makoto Suzuki, Mineo Oyama, Hideaki Onishi

Published: September 24, 2014

本研究では、NdFeB(ネオジム)磁石が持つ強い静磁場が、一次体性感覚野の興奮性を低下させることを報告しました。ヒトへの経頭蓋静磁場刺激(tSMS)報告としては世界で三番目、感覚野に限れば初の報告です。tSMSにより難治性の慢性疼痛を、非侵襲的かつ簡易的に軽減する可能性があることが示唆されました。
 
要旨:
【目的】一次感覚運動野に対する経頭蓋静磁場刺激(tSMS)は、感覚誘発電位(SEPs)の振幅を低下させるか否かを検証した。
【方法】11 名の健常成人被験者の右正中神経に経皮電気刺激を行い、F3及びC3’から導出されたSEPsをtSMS前、終了直後、終了5分後、ならびに終了10分後に記録した。NdFeb永久磁石をC3’及びC3を覆う位置に置き、刺激時間は10分間及び15分間の2種類とした。また15分間のtSMS中、3分間ごとにSEPsを記録する実験も実施した。Sham刺激には非磁性ステンレス製金属を使用した。
【結果】tSMSを10分間、または15分間行った直後では、SEPs成分N20(C3’)の振幅がSham刺激後の値と比較して有意に減少した。 tSMS中にSEPsを記録した場合,SEPs振幅に変化はなかった。
【考察】tSMSにより、一次体性感覚野の興奮性が低下したことが示唆された。tSMS中に行う末梢神経刺激は、皮質の興奮性低下に対して拮抗的に作用したと推察した。

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http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/ot/

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