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【地域・産官学連携】平成27年度 豊栄地区公民館主催「市民大学講座」開催報告

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新潟市北区豊栄地区公民館主催にて「平成27年度 市民大学講座」が開催され、本学から以下の教員がそれぞれの専門性を活かした演題のもと講演を行いました。

この「市民大学講座」は新潟市の豊栄地区公民館からの委託により実施され、地域に暮らす一人一人が日々のくらしの中から年齢や体力、生活様式に応じて自分に適した正しい知識を身につけ、健康で暮らすことを学びたいという学習意欲に対応するため開講しているものです。

今年度は、『健幸パワーで快適生活~健康で暮らすための4つのヒント~』というテーマで、9月1日から毎週水曜日19時~21時に4回シリーズで、豊栄地区公民館2階大講堂を会場に開催されました。

事前の申込みは38名(女性21名,男性17名)で、公民館の講座に毎回参加している市民の皆さんが大半で、リピーターが多く来られていました。年齢層も70代を中心に,40代から80代まで、健康に関心のある世代の方々が受講されました。

●第1回 9月1日(火)
講師:原口彩子先生(社会福祉学科)
演題:「ストレスコントロール ~心身の健康増進のために~」
ストレスとどう向き合っていくかを分かりやすく講演していただきました。ストレスに対するイメージを図解することで、各自の感じ方の違いを学び、どう自覚しているか、その対処法について考えていただきました。講演内容や受講者の発言内容をヒントにしながら、ストレスにどう対応していくかを知っていただくことが出来ました。

●第2回 9月8日(火)
講師:高橋智美先生(看護学科)
演題:「中高年のためのアンチエイジング ~くう・ねる・あそぶ・そして…~」
老化と加齢の違い、老化のメカニズム、サクセスフルエイジング、食事(水分量,摂食嚥下)、睡眠(種類、早寝早起き、昼寝)、活動(活動と運動、ロコモ)、こころの老化とケアなどについて学習し、パタカラ発音(嚥下体操)、ロコテスト(片足立ち1分間、スクワット5~6回、ロコモ25)などを実践しました。ユーモアを交えた内容で、アンチエージングの心がけなど、楽しい時間を過ごされていました。

●第3回 9月15日(火)
講師:稲葉洋美先生(健康栄養学科)
演題:「食生活で伸ばす!健康寿命」
バランスのよい食事を心がけること、1日3食しっかり食べることの大切さ、和食の素晴らしさを学びました。受講者には前もって3日間の食事(主食・副食・主菜・汁物・乳製品・果物)を記録してもらい、食品群(炭水化物、ビタミン、ミネラル、タンパク質)の特徴について理解し、毎日の食事のバランスに気をつけることで、食の大切さに改めて感じていただくことが出来ました。

●第4回 9月29日(火)
講師:佐藤敏郎先生(健康スポーツ学科)
演題:「ウォーキングのすすめ ~歩くことは健康の源~」
健康寿命の延伸のためには、運動が必要で、継続するためには長時間ではなく、こまめに運動することの大切さを学び、軽い運動を実践しました。運動の効用としては、認知症予防やメタボ予防、動脈硬化の予防があり、食べて動くことが重要であるとのことでした。エレベータではなく階段を利用、駐車場では遠くに車を止めて歩くなど、日頃からの積み重ねが大切であることを学ぶ事が出来ました。

各回共に出席率は高く、受講中は熱心にメモを取ったり、講師からの質問にも積極的に発言したりするなど、大変好評で受講者の健康に対する意識の高さを感じました。講演の順序や内容も一貫性があり、学んだことを実践していきたいなど、健康作りの参考となる講座となりました。健康作りには、睡眠、食事、運動が大切であり、ストレス解消のために色々なことに興味を持って、人生を楽しんでもらいたいと感じました。

【写真上から】
●原口彩子先生(9月1日 講座開催)
●高橋智美先生(9月8日 講座開催)
●稲葉洋美先生(9月15日講座開催)
●佐藤敏郎先生(9月29日講座開催)

>>地域・産官学連携の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/community/


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