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【理学療法学科】中村雅俊講師(運動機能解析・アスリートサポートLab、運動機能医科学研究所)らの研究論文が国際誌に掲載されました。

理学療法学科の中村雅俊講師らの論文が国際誌「Journal of Sport Rehabilitation」に掲載されました。
以下に研究概要を記載いたします。

Authors: Masatoshi Nakamura, Tome Ikezoe, Hiroki Umegaki, Takuya Kobayashi, Satoru Nishishita and Noriaki Ichihashi

Journal: Journal of Sport Rehabilitation

Title: Changes in passive properties of the gastrocnemius muscle–tendon unit during a 4-week routine static stretching program

【要旨】
背景:
スタティックストレッチング(SS)は関節可動域(ROM)が増加するだけでなく、筋のスティフネスが減少させるためにウォーミングアップの一つとして行われている。しかし、SS介入によるROMや筋のスティフネスの経時的な変化は明らかではない。

目的:
本研究の目的は4週間のSS介入によるROMや筋のスティフネスの経時的な変化を明らかにすることである。

方法:
対象は健常若年男性24名とし、無作為に12名ずつSS介入群と対照群に群分けを行った。SS介入群は1日2分間、週3回の腓腹筋に対するSSを4週間行った。ROMの測定は腹臥位・膝関節完全伸展位で足関節を等速性筋力測定装置のフットプレートに固定して他動的に足関節背屈し、対象者が痛みを訴えることなく耐えうる最大の背屈角度を測定した。筋のスティフネスは等速性筋力測定装置により測定した他動的背屈時の足関節底屈方向に生じる受動的トルクを超音波診断装置により測定した腓腹筋筋腱移行部の移動量で除することにより求めた。両群ともに1週間ごとに測定を行った。

結果:
SS介入群のROMは介入前と比較して介入1週後では有意差が認められなかったが、2、3、4週後で有意に高値を示した。また、筋スティフネスは介入前と比較して介入1、2週後では有意差がみられず、3、4週後で有意に低値を示した。一方、対照群はROMと筋のスティフネスともに有意な変化は認められなかった。

結論:
SSによる筋のスティフネス減少が生じるのはROM増加が生じるよりも遅く、筋のスティフネス減少を目的としてSS介入を実施する場合には、最低3週間の介入期間が必要であることが示唆された。

>>理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/

>>運動機能医科学研究所の詳細はこちら
http://www.ihmms.jp/

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