【視機能科学科】第17回日本ロービジョン学会学術総会 開催報告
2016年8月26日(金)~28日(日)の3日間の日程で、視機能科学科の主管により、第17回日本ロービジョン学会学術総会を、朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターにて開催いたしました。
名誉会長:福地 健郎(新潟大学大学院医歯学総合研究科 視覚病態学分野 教授)
会 長:石井 雅子(新潟医療福祉大学 医療技術学部 視機能科学科 教授)
事務局長:阿部 春樹(新潟医療福祉大学 医療技術学部 視機能科学科 学科長・教授)
本学会が新潟で開催されますのは初めてでしたが、一般演題登録54題、参加登録821名と多くの参加があり、会場は熱気に包まれました。
この度の学術総会では、テーマを「目指せ! QOVLサポーター~ Best Quality of Visual Life~」として、時代の進展とともに多様化するひとりひとりの QOLを、視覚に焦点を当て、Quality of Visual Life(視的生活の質)を支え高めることを目的といたしました。
<主なプログラム内容>
[1日目]
シンポジウム「発達障害の子どもの見え方を理解する」
[2日目]
教育講演Ⅰ「ロービジョン関係者に伝えたい障害者差別解消法の意義」
特別講演「視覚障害とロービジョンケアの近未来」
ランチョンセミナー「小児期に発症する難治性眼疾患の発見とフォローアップ」「ロービジョンケアにおける盲学校との連携」
ワークショップ1「必見!視覚補助具の使い方」
ワークショップ2「ロービジョン外来を作ろう!」
[3日目]
モーニングセミナー「網膜静脈閉塞症と視機能」「杏林アイセンターのロービジョン外来 25年を振り返って」
教育講演Ⅱ「見えないものが見える ―Charles Bonne症候群を含めて―」
市民公開講座「守る!あなたの眼」
3日間の会期中「ふれて楽しむ美術展」を開催いたしました。そのほか、一般口演、シートトーク、ポスター討論など、盛りだくさんのプログラムで会場内は活発なディスカッションが行われました。
視覚に障害があるため生活に何らかの支障を来たしている人に対する医療的・教育的・社会的・福祉的・心理的等全ての支援について多方面より討議、情報交換の場となりました。
>>視機能科学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/ort/