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【地域・産官学連携】平成28年度 新潟医療福祉大学市民講座 開催報告

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今年度は「老いを科学する~健康寿命の延伸に必要なアプローチ~」をテーマに、1回目を9月10日(土)に新潟市中央公民館(クロスパルにいがた)、2回目を10月1日(土)に関屋地区公民館において、それぞれ2部構成で「平成28年度新潟医療福祉大学市民講座」を開催しました。

1回目:9月10日(土)新潟市中央公民館(クロスパルにいがた) 参加者50名
第1部は、視機能学科教授の前田史篤先生より「目の老化と上手に付き合い、輝く瞳でイキイキ生活!」をテーマ にお話ししていただきました。世界の眼科の状況や加齢の変化でおこる眼球状態や白内障を治療することのメリットなどについてわかりやすく解説がなされ、受講者は関心を持って熱心に聴いていました。

第2部の講師は、健康スポーツ学科教授の丸山敦夫先生より、「アクティブライフと脳 ~少しずつコツコツ動いて元気な体づくり~」をテーマに、アクティブライフ(活動的な生活)が脳にどのような影響を与えるかについての紹介がありました。立つこと、歩くことの意味、柔軟性を高めることの必要性や運動をすることによって脳を活発にし、心肺機能を高め、筋量を維持して、骨を丈夫にすることの必要性について解説がなされました。質疑応答の時間に、受講生より「大学で健康運動についての講習などを行ってほしい」という声が挙がっていました。

2回目:10月1日(土)関屋地区公民館 参加者29名
第1部は、言語聴覚学科准教授の吉岡豊先生より、「耳の聞こえ ~高齢社会をポジティブに~」をテーマに講演いただき、耳の聞こえの試験音などの音声出力を交えながら、聴力の加齢変化について詳しく易しく解説していただきました。また、様々な補聴器の種類とメリット・デメリットについても、実用的なアドバイスも含めてのお話しだったため、参加者から好評を得ていました。

第2部の講師は、健康栄養学科准教授の永井徹先生で、「生活習慣病と食事 ~サルコペニア予防と食事~」をテー マに講演をいただきました。サルコペニアの原因と病態を説明されたうえで、これが高齢者の寝たきりの要因でありその予防が重要であることをわかりやすく解説していただきました。サルコペニアの予防のために特に高齢者においてはどのような食事を摂ればいいか、咀嚼嚥下機能の重要性も含めての講演内容でした。

1回目、2回目ともに受講生の方々から多数の質問があがるなど、盛況のうちに終了しました。来年度も市民講座を開催する予定にしています。お楽しみに!

>>地域・産官学連携の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/community/


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