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【理学療法学科・運動機能医科学研究所】江玉睦明准教授らの研究論文が国際誌『Journal of Foot and Ankle Research』に掲載されました!

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江玉睦明准教授(理学療法学科、スポーツ医科学Lab、運動機能医科学研究所)らの研究論文が国際誌『Journal of Foot and Ankle Research』に掲載されました。江玉先生はこれまで解剖学的アプローチよりスポーツ外傷・障害の原因解明を行っており、本研究は先日の前距腓靭帯に続き、足関節の外側にある踵腓靭帯についての研究内容となってます。

研究の概要と江玉先生からのコメントは以下の通りです。

足関節外側靭帯の一つである踵腓靭帯に様々なタイプが存在し、そのタイプにより機能が異なることを解明!

研究の概要:
足関節外側靭帯には前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯があります。その中の一つである踵腓靭帯に着目して、本研究では、遺体を用いて走行角度や形状からタイプ分類を行いました。そして、各タイプ毎に3次元的に再構築し、シミュレーションを用いることで走行角度や形状の違いにより踵腓靭帯の機能が異なることを明らかにしました。

具体的には腓骨(足首の外くるぶし)に対して踵腓靭帯が軽度傾いているもの(20°~30°)、中等度傾いているもの(40°)、重度傾いているもの(50°)では機能が異なっていました。

本研究は国際誌『Journal of Foot and Ankle Research』に掲載予定です。

江玉先生からのコメント:
本研究結果は、遺体を対象にした研究になります。今後は、足関節や足部に存在する全ての靭帯の解剖学的な研究を行っていきたいと考えています。そして、本研究結果を基に生体を対象に研究を進めていき、足関節や足部に発生するスポーツ障害の予防法の発明に繋げていきたいと考えています。

研究のポイント:
1.踵腓靭帯の走行角度や形状からタイプ分類
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/20171225.pdf (419KB)
1:腓骨、2:踵骨、3:踵腓靭帯、A:前方、P:後方

原著論文情報
Edama M, Kageyama I, Kikumoto T, Nakamura M, Ito W, Nakamura E,Hirabayashi, R, Takabayashi T, Inai T, Onishi H. The effects on calcaneofibular ligament function of differences in the angle of the calcaneofibular ligament with respect to the long axis of the fibula: A simulation study. Journal of Foot and Ankle Research. [in press]

>>運動機能医科学研究所の詳細はこちら
http://www.ihmms.jp/

>> 理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/


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