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【理学療法学科】菊元孝則講師らの研究論文が国際誌『Journal of Foot and Ankle Research』に掲載されました!

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理学療法学科の菊元孝則講師(スポーツ医科学Lab、アスリートサポート研究センター、運動機能医科学研究所)らの研究論文が国際誌『Journal of Foot and Ankle Research』に掲載されました!
多くの方が経験したことのある足関節の捻挫についての研究です。

足関節不安定症の評価で用いられる足関節前方引出しストレステストと内反ストレステストは、男性において足関節20°で実施することが推奨される!

研究の詳細は以下の通りです。

菊元先生からのコメント:
慢性的な足関節不安定性(CAI)は、スポーツ活動中に発生する足関節捻挫の繰り返しにより生じると言われています。そのCAIを評価する際に用いられる足関節前方引出しストレステストと内反ストレステストは、テスト実施時の足関節角度が決まっていません。本研究により、スポーツ現場でも有用されている両ストレステストは、男性において足関節底屈20°で実施することが推奨される結果となりました。一方で女性においては、群間で有意な差が認められず、継続的な検証が必要となりました。

本研究成果のポイント:
①ストレステストを定量的に行った点
【図1】http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/190508-1.pdf
(8.98KB)

前方引き出しストレステスト
【図2】http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/190508-2.pdf
(8.82KB)

内反ストレステスト
足関節不安定症の評価として用いられる足関節前方引き出しストレステストと内反ストレステストは、テスト時の足関節角度が明確に定まっていません。今回の研究では定量的なストレスをかけ、最も有用な足関節角度を明らかにしました。

②超音波画像診断装置により、腓骨外果と距骨間の離開率を定量的に評価した点
【図3】
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/190508-3.pdf
(8.81KB)
研究で使用した超音波画像診断装置の画像の一つです。

原著論文情報
Takanori Kikumoto, Kazuma Akatsuka, Emi Nakamura, Wataru Ito, Ryo Hirabayashi and Mutsuaki Edama. Quantitative evaluation method for clarifying ankle plantar flexion angles using anterior drawer and inversion stress tests: a cross-sectional study. Journal of Foot and Ankle Research [in press]

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