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【理学療法学科】矢坂晃樹さん、佐藤成さん、清野涼介さん、中村雅俊講師の研究論文が、国際誌に採択されました!

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矢坂晃樹さん(理学療法学科17期生、応用理学療法Lab)、佐藤成さん(理学療法学科15期生、大学院修士課程2年、応用理学療法Lab、運動機能医科学研究所)、清野涼介さん(理学療法学科15期生、大学院修士課程2年、応用理学療法Lab、運動機能医科学研究所)、中村雅俊講師(理学療法学科、応用理学療法Lab、運動機能医科学研究所)の研究論文が、国際誌『International Journal of Environmental Ressearch Public and Health.』に採択されました。

遅発性筋痛(いわゆる、筋肉痛)はスポーツやリハビリテーションの現場で困る痛みの一つであり、この痛みがリハビリや運動などを継続するのを難しくする理由の一つであると考えられています。
今回、フォームローラーというものを使って、筋肉痛の痛みやそれに伴う筋力低下を回復できるのかを検討したところ、筋肉痛のある筋へのフォームローラー介入は痛みと筋力改善に有効であることが分かりました。

【研究内容の概要】
今回、全力での伸張性収縮を60回行ってもらって遅発性筋痛(筋肉痛)を生じさせ、その筋肉に対して90秒間(30秒×3回)のフォームローラー介入を行い、痛みや筋力の変化を検討しました。
その結果、遅発性筋痛で生じていた痛みや筋力低下を一時的に回復させることができました。
この結果より、筋肉に痛みがある場合、患者さんや選手自身が特別なテクニックを使わずゴロゴロとフォームローラーを使用することで痛みやパフォーマンスの低下から回復することができる可能性を示しました。

>>詳しくはこちら
https://www.nuhw-pt.jp/2020/12/-20201225.html

【中村雅俊講師からのコメント】
筋肉痛があると運動をしたくない、筋肉痛が出るから運動したくないという気持ちは非常によくわかります。ただ、その痛みを緩和できる方法があるのであれば、あとから筋肉痛が出てもこの治療をすれば大丈夫…ということで運動をしっかりできると考えております。これまで我々の研究室では様々なストレッチングの方法での効果を検討してきましたが、自分自身で簡単にできる方法としてフォームローラーに着目しました。今回はそのフォームローラー介入により痛みやパフォーマンスの低下から回復できるという結果ですので、これで筋肉痛が出ても良い治療法を確立できたと思いますので、トレーニングをどんどん行っても大丈夫だと考えております。今後は、様々な条件でのフォームローラー(例えば、振動があるもの、暖かいもの…など)の効果の検証などをしていきたいと考えております。

【原著論文情報】
Nakamura M, Yasaka K, kiyono R, onuma R, Yahata K, Sato S, Murakami Y, Konrad A. The Acute Effect of Foam Rolling on Eccentrically-Induced Muscle Damage. Int J Environ Res Public Health. 18(1):75


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http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/

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