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【理学療法学科】OSCE(客観的臨床能力試験)実施報告

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9月3日(木)、4日(金)の両日、理学療法学科では、昨年度からの取り組みとしてOSCE(客観的臨床能力試験)を実施しました。

OSCEとは、医師および医学部学生の臨床能力を評価するために開発された評価方法で、医師が患者様に対して問診・診察・病状や検査結果・薬などの説明を行うときの技法(コミュニケーション能力・判断力・態度)を模擬患者様に対して実施し、客観的な評価を行いうものです。これにより、通常のペーパーテスト等による知識や理解力などの評価に加え、これまで評価が難しいとされていた態度や習慣などについても評価することが可能となり、より高い実践力を身につける方法として将来は医師国家試験への導入も検討されています。

日本国内の理学療法士養成校で、このOSCEを導入しているところは数少なく、本学理学療法学科では、より高いコミュニケーション能力の獲得に向け、全国に先駆けて取り組んでまいりました。

昨年度は、4月から実習Ⅲ(臨床実習)に行く4年生を対象に、3月(1か月前)にOSCEを実施し、学生・教員ともに大きな収穫を得ることができました。そこで今年度は、3年生の実習Ⅱ(評価実習)に行く1か月前となる、9月に実施しました。

当日は、実際の理学療法の場面に匹敵する程の緊張感を持って、模擬患者様に対して面接を行うなど、前回を上回る密度の濃い内容となりました。学生は、OSCEでの模擬患者様との面接などを通じて、改めてコミュニケーションの難しさと大切さを体験することができたと思います。また実習前にこうした実践的な経験をつむことで、実習での学びをより効果的なものにすることができると思います。

患者様のニーズが多様化・複雑化する中、今後はリハビリテーションの養成校においてもこうした取り組みが広がっていくことが予想されます。本学の理学療法学科では、全国に先駆けて実施し、実践力重視の教育を推進するとともに、OSCEをさらに充実したものにしていこうと思っています。


>>当日の様子などの詳細は「理学療法学科オリジナルサイトへ」
http://www.nuhw-pt.jp/

>>理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/dept/medical/pt/

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