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「第17回日本運動生理学会」にて本学大学院生が研究奨励賞を受賞!

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7月25日~26日に、「第17回日本運動生理学会」が東京慈恵会医科大学で開催され、本学大学院博士課程2年生の川崎絵美さんが研究奨励賞を受賞し表彰されました。

研究奨励賞は、若手研究者のなかから最も優秀な研究発表を行った研究者に授与される賞で、川崎さんは「ギプス固定がラットヒラメ筋の糖取り込みに及ぼす影響」という演題の発表で、見事その研究成果が認められました。

川崎さんの研究は、立つ・歩くといった日常生活活動が不足すると糖尿病が引き起こされる仕組みについて、実験動物を用いて実験・検証を行ったものです。糖尿病などに代表される生活習慣病については、運動と栄養の要素が大きく関わっていると言われているにも関わらず、詳細なメカニズムの解明についてはまだ発展途上にあることから、今回の研究は将来的に糖尿病やメタボリックシンドローム予防への応用が期待されるものです。

以下は川崎さんのコメントです。

「学会発表では、脳、神経といった自分の専門と異なる方々にも理解してもらえるように、何度も何度もスライドを修正して臨んだので、受賞は本当に嬉しかったです。また、自分の研究が認められたことは大きな自信になりました。今回の受賞は、川中先生の熱いご指導や大学院の仲間の協力のおかげだと思っています。これからは、さらに考え、データを蓄積し、身体活動・運動の糖尿病予防の仕組みについて、確かなエビデンスを提示できるよう頑張りたいと思います。」

本学大学院は、保健・医療・福祉分野の総合大学院という利点を活かし、各専門分野を超えて学際的な領域で学べるのが大きな特徴です。大学院では、今後も学術文化の発展及び人類の福祉の向上に寄与するために、保健・医療・福祉分野の各専門知識を高めていくことは勿論、多面的な角度から科学的検証を行うことのできる指導的人材の養成を目指していきます。


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