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「平成22年度学生ボランティアリーダー研修会」実施報告

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9月21日(火)と22日(水)の両日、本学にて「平成22年度 学生ボランティア認定制度 学生ボランティアリーダー研修会」が開催されました。

学生ボランティア認定制度とは、学生がお互いの立場を理解して支援し合える活動を行うとともに、障害や疾病の有無に関わらず、誰もが情報や環境の利便性を享受できる大学を作り出す人材を育成すること、また、学内のボランティア活動全般の質の向上に貢献することを目的として設定されました。

2007年より学習支援委員会が発足し、入学してきた学生すべてが快適で充実した学生生活を送るための環境作りを目指して活動を始め、身体的精神的に問題を持ち学習に不便や不都合を感じる学生に対する支援活動の一環として、2009年度より学生ボランティア認定制度を開始致しました。

学生ボランティア認定には2種類あり、1年次前期に開講される「ボランティアの世界」「障害の世界」を受講し所定の課題を達成することによって認定される【学生ボランティア】と、学生ボランティア認定後、更に一定の経験を経て認定される【学生ボランティアリーダー】です。

本研修会は、「聴覚障害学生の修学支援」をテーマとし、筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター 准教授 白澤 麻弓先生をお招きして開催され、昨年度(2009年度)学生ボランティアに認定された42名中23名が受講致しました。

白澤先生より「聴覚障害とは」「情報の保障とその重要性」「聴覚障害コミュニケーションの方法」などの講義が行われ、その後、聴覚障害学生の替わりにノートなどをとる「ノートテイク」「パソコンノートテイク」の演習が行われました。

「ノートテイク」では、3名の学生がペアを組み、講義(音声)をノートに書き留める練習を行い、その後、模擬授業を行いノートテイクの成果を確認致しました。

「パソコンノートテイク」では、同様に3名の学生がペアを組み、IPtalk(パソコンノートテイクをLANでつないでパソコン入力するFree Soft)を用いて、講義(音声)をパソコンに入力する練習を行いました。

講義と演習が一緒になった実践力のある研修会に、参加した学生たちも非常に満足していました。

今後は、本研修を受けた学生が継続して支援活動が行えるよう、また支援学生の層を厚くし学内のボランティア活動全般の質の向上のために、学内のイベント等で「パソコンノートテイク」を実践していきたいと思います。

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