2026.10.21

「人のこころ」を支える、意外と知らない5つの仕事

「人のこころ」を支える5つの仕事、知っていますか?

「人のこころに関わる仕事」と聞いて、どんな仕事を思い浮かべますか?
カウンセラーや心理職を思い浮かべる人も多いかもしれません。
でも実は、医療や福祉の分野にも、「人のこころ」に寄り添いながら人を支える仕事がたくさんあります。
今回は、そんな「人のこころを支える5つの仕事」を紹介します!

 

①「その人らしい生活」を支える!作業療法士


身体だけでなく、こころの状態にも寄り添いながら、その人らしい生活や社会復帰を支えます。
作業療法士が大切にしているのは、「その人らしく生活すること」です。
病気やけがによって、これまで当たり前にできていたことができなくなると、不安や自信を失ってしまうことがあります。そんなとき、作業療法士は一人ひとりの状態や気持ちを確認しながら、日常生活に必要な動作の練習や、趣味・仕事などにつながる活動を支援します。
例えば、手を動かすことが難しくなった人が、もう一度料理をしたいと考えているとします。ただ動作の練習をするだけではなく、「料理をしたい」という本人の思いを大切にしながら、できる方法を一緒に考えていきます。
「できないこと」に目を向けるだけではなく、「どうすればできるようになるか」を考えることも、作業療法士の大切な役割です。
身体の回復だけでなく、その人の「やってみたい」「もう一度挑戦したい」という気持ちにも寄り添う仕事。それが作業療法士です。

 

②「話す・聞く・食べる」を支える!言語聴覚士


「話す」「聞く」「食べる」ことを支え、コミュニケーションや日常生活をサポートします。
「自分の気持ちをうまく伝えられない」「人の話を聞き取ることが難しい」「食べ物をうまく飲み込めない」――こうした困りごとを支えるのが言語聴覚士です。
例えば、病気やけがの影響で言葉が出にくくなった人にとって、「もう一度家族と会話したい」という思いは大きな目標になることがあります。言語聴覚士は、その人の状態に合わせて発声や会話の練習などを行い、コミュニケーションを取り戻すためのサポートをします。
また、言葉だけがコミュニケーションではありません。表情やジェスチャー、文字やタブレットなど、その人に合った「伝える方法」を一緒に考えることも大切です。
さらに、食べ物を安全に飲み込むための訓練など、「食べる」という生活に欠かせない行為も支えています。
「話す」「聞く」「食べる」は、私たちが誰かとつながり、毎日の生活を楽しむために欠かせないこと。言語聴覚士は、そんな日常の当たり前を支える仕事です。

 

③ こころと身体の両方を支える!看護師


患者さんの身体の状態だけでなく、不安や悩みにも寄り添い、心身の健康を支えます。
看護師というと、注射や点滴、血圧測定など、医療的な処置をイメージする人も多いかもしれません。
もちろん、それらは看護師の重要な仕事です。しかし、看護師が支えているのは身体だけではありません。
病気やけがをすると、「これからどうなるんだろう」「ちゃんと治るのかな」「家に帰ってから大丈夫かな」と、不安を感じることがあります。そんな患者さんのそばに寄り添い、話を聞いたり、変化に気づいたりしながら、安心して治療や生活に向き合えるよう支えることも看護師の大切な役割です。
例えば、患者さんが「痛い」と言葉にしていなくても、表情や様子の変化から不調を察知できることがあります。日々患者さんと接しているからこそ気づける小さな変化を、医師などの医療スタッフにつなぐことも看護師の仕事です。
医療の知識や技術に加えて、「相手の気持ちを考える力」や「変化に気づく力」も生かせる仕事。
人と直接関わりながら、こころと身体の両方を支えたい人にとって、看護師は大きなやりがいを感じられる仕事です。

 

④ 生活の困りごとを支える!社会福祉士


生活の中で困っている人の相談に乗り、一人ひとりに合った支援につなげます。
社会福祉士は、病気や障害、生活、家族関係、仕事、経済的な問題など、さまざまな悩みを抱えている人の相談に乗り、必要な支援につなげる仕事です。
例えば、病気になって退院することになったものの、「退院した後の生活が心配」「家族だけで支えられるだろうか」と不安を感じる人がいるかもしれません。そんなとき、社会福祉士は本人や家族の話を聞きながら、利用できる制度やサービス、地域の支援機関などを一緒に考えていきます。
大切なのは、困っている人に対して、ただ「こうしたほうがいい」と答えを出すことではありません。
まずは本人が何に困っているのか、どんな生活をしたいのかを丁寧に聞くこと。そして、その人に合った支援を一緒に考え、必要な人や機関につなげていくことが社会福祉士の役割です。
一人で悩みを抱えている人にとって、「話を聞いてくれる人がいる」「相談できる場所がある」ことは大きな支えになります。
人の話を聞くことが好きな人や、困っている人の力になりたい人、さまざまな人や専門職と協力しながら支援したい人に向いている仕事です。

 

⑤ こころの悩みに寄り添う!公認心理師


悩みや不安を抱える人の話を聞き、こころの健康を支えます。
公認心理師は、こころの問題を抱えている人の話を聞き、その人自身が問題と向き合い、よりよい生活を送れるよう支援する心理職です。
例えば、学校生活で悩んでいる人、仕事や人間関係でストレスを感じている人、病気やけがをきっかけに不安を抱えている人など、こころの悩みは人によってさまざまです。
公認心理師は、相談者の話を丁寧に聞きながら、心理状態を理解し、必要に応じて心理的な支援を行います。また、本人への支援だけでなく、家族や周囲の人への助言、医療・福祉・教育などの関係者と連携した支援を行うこともあります。
ここで大切なのは、「話を聞いて、すぐに答えを教える」ことではありません。
その人が自分自身の気持ちや考えを整理し、自分らしく生活していくためにはどうすればよいのかを、一緒に考えていくことが大切です。
「人の話をじっくり聞くことが好き」「誰かの悩みに寄り添いたい」「人のこころについて深く学びたい」という人にとって、公認心理師は、人のこころに専門的に関わることができる仕事です。

 

「人を支える仕事」は、ひとつじゃない

 

「人の話を聞くことが好き」
「誰かの力になりたい」
「人のこころについて学びたい」
そんな思いを生かせる仕事は、たくさんあります。
そして、同じ「人を支える仕事」でも、専門とする分野はそれぞれ違います。
身体の回復や生活を支える作業療法士。
コミュニケーションや食べることを支える言語聴覚士。
こころと身体の両面から患者さんを支える看護師。
生活の困りごとを聞き、必要な支援につなげる社会福祉士。
こころの悩みに寄り添い、心理的な支援を行う公認心理師。
どの仕事も、人と関わりながら、その人の「これから」を支える仕事です。
あなたが興味を持った仕事は、どの学科で目指せるでしょうか?

 

▼ 気になる学科をチェック!

🤝 作業療法士として、人の「できる」を支えたい-作業療法学科
🗣️ 言語聴覚士として、「伝える」を支えたい-言語聴覚学科
🩺 看護師として、こころと身体に寄り添いたい-看護学科
🌱 社会福祉士として、暮らしを支えたい-社会福祉学科
🧠 公認心理師として、こころに寄り添いたい-心理健康学科

それぞれの学科では、目指す職業に必要な専門的な知識や技術を学ぶことができます。
「この仕事、ちょっと気になる!」と思ったら、ぜひ学科のページもチェックしてみてください。
新潟医療福祉大学で、あなたが目指したい「人を支える仕事」を見つけてみませんか?

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