私は以前から、人の役に立てる仕事に就きたいと思っていました。また、両親が医療関係の仕事をしており、とてもやりがいを感じていると聞いたので、医療分野に進もうと思いました。進路を決めようと調べていた時、義肢装具分野は医療分野でありながら、“ものづくり”に携われるということを知り興味を持ちました。自分が製作した義肢や装具が、誰かの身体の一部として扱われることはとても素敵なことだと思い、この分野に進もうと思いました。
「靴型装具実習」
この科目では、いちからチェックシューズを製作します。学生同士で足の採型を行い、歩行時の足部のしくみを考えながら木型をカービングで削ったり、パテを盛ったりする作業を繰り返して、採型した学生の足の形に近づけていきます。作製した木型に合わせてインソールも製作していきます。この科目を通して、靴型装具の構造と組み立てについて学ぶことができました。
「機械室」
本学科には「機械室」という実習室があり、金属や木材、プラスチックを削る時に使用します。ベルトサンダーやディスクサンダーやドラムサンダー、コーンのカービングなど、削る機械の種類が多く、必要な作業に応じて使い分けます。台数も多いため、機械を使用する際の待ち時間を短縮することができます。さらに集中集塵システムが導入されているため、健康面にも配慮されています。この実習室があることで、より作業効率がUPして快適な実習ができていると思います。
本学のオープンキャンパスは、毎回学園祭のように賑わっており、私たち学生自身が楽しんで盛り上げています。オープンキャンパスに参加する事で、先輩たちからの入試のアドバイスや大学生活、授業内容について生の声を聞くことができます。さらに、体験コーナーや相談ブースもあります。本学科を知るための最大の情報源となると思うので、ぜひ参加してみてください!
義肢装具士は、他の医療系専門職と比べてあまり知られていない特殊な分野で、専門性がとても高いと思います。しかし、将来は自分の製作した義肢・装具で誰かの生活を支えることができる、とても魅力ある仕事だと思います。本学科は、施設設備が充実していて、実際に切断者モデルをお招きした実習も行われており、実践的に学ぶ事ができると思います。少しでも興味のある方はぜひ、オープンキャンパスに参加してみてください!
※学生の在籍学年は2018年度在籍時のものです。