こども総合支援研究センター

名称 こども総合支援研究センター
Comprehensive Child Support Research Center
研究テーマ 地域・自治体・大学の連携による包括的な子ども支援と育成環境の整備に関する研究
研究概要 本研究センターでは、発達障害、視覚・聴覚・言語障害、身体障害、知的障害など、多様な支援を必要とする子どもたちに対して、地域・自治体・大学が連携して包括的な支援を提供する仕組みの構築を目的とする。保健センターや自治体の「こども未来課」などと協力し、出産前からの支援体制の充実、乳幼児期における発達のモニタリング、育児支援、ならびに発達課題の早期発見・早期介入を促進するとともに、医療・福祉・教育の各分野が有機的に連携する「地域・自治体・大学の連携による包括的な子ども支援の拠点」を設立・運用することを構想している。
具体的には、視機能や聴覚機能、言語機能、身体機能、認知・発達機能の評価と支援に加え、出産直後からの親子への継続的な育児サポート、保護者支援、学習支援、地域とのつながりを含む多面的な支援を統合的に提供する。また、GIGAスクール端末等のICT機器や補助具を活用した実践的な支援モデルの構築と検証を進め、障害の有無にかかわらず、すべての子どもが安心して成長できる環境づくりを目指す。
さらに、レクリエーションやスポーツ活動への参加支援にも取り組み、心身の健康増進と社会性の発達を促す機会を提供する。障害特性に応じた運動・遊びのプログラムを通じて、子どもたちが主体的に楽しみながら学べる環境を整備する。
また、地域の専門職(保健師、助産師、教員、保育士、福祉職等)や教育機関との連携を通じて、現場で活躍できる人材の育成と、関係機関への専門的研修の実施を行い、地域全体の支援力の向上を図る。研究においては、地域の実態やニーズを踏まえたエビデンスの蓄積に基づき、実効性のある支援モデルの開発と検証を行う。
研究員
  • センター長
    石井雅子 社会連携推進機構 教授
  • 研究員
    佐近慎平 社会連携推進機構 准教授
  • 下門洋文 健康スポーツ学科 准教授
  • 和田直子 看護学科 准教授
  • 大湊麗 言語聴覚学科 講師
  • 多々良俊哉 視機能科学科 講師
  • 溝江唯 心理健康学科 助教
  • 補助研究員
    田中彩乃 健康科学専攻大学院生
  • 松井千洋 健康科学専攻大学院生
  • 客員研究員
    小林正子 新潟青陵大学 看護学部 看護学科 准教授
  • 顧問
    西原康行 副学長
2025年度(令和7年度)
獲得外部資金
  • 石井雅子:科研費基盤研究(B)
  • 佐近慎平:科研費基盤研究(C)
  • 下門洋文:科研費基盤研究(C)
  • 和田直子:科研費基盤研究(C)
  • 大湊麗:科研費基盤研究(C)
  • 多々良俊哉:科研費基盤研究(B)
  • 溝江唯:科研費若手研究、科研費研究活動スタート支援
  • 西原康行:科研費基盤研究(C)
連絡先 新潟医療福祉大学 石井研究室(U312)
e-mail kodomo@nuhw.ac.jp