リハビリテーション学部 Department of Prosthetics & Orthotics and Assistive Technology
リハビリテーション学部 Department of Prosthetics & Orthotics and Assistive Technology
豊富な施設・設備で、専門職者として必要とされる「実践力」を身につける
新潟医療福祉大学では、広大な敷地を有効活用し、各学科ごとに最新の実習施設・設備を完備しています。各学科で実施される学外での臨床実習に向けた学内準備実習を徹底するとともに、将来、各分野の専門職者として活躍するために必要不可欠となる『高い実践力』=『即戦力』を高めます。
義肢装具のベルトや車いすに取り付けるバケットシートを製作するために、作業工程の中には「縫う」作業が必要となってきます。この部屋はミシン縫いの専用実習室です。最新の工業ミシンを備えています。義肢装具や福祉機器はさまざまな作業工程を経て完成します。当学科は、このように作業別の専用室を用意しているので、効率よく集中して実習ができるようになっています。
金属加工や、組み立て、仕上げのための実習室です。40名の学生が一度に作業できるようになっています。各作業机には万力と吸引口と排気ダクトが備えられています。それによってFRP(繊維強化プラスチック)加工ができます。FRP技術はヨットの船体やサーフボードに応用されていますが、義肢装具や福祉機器を製作する場合も頻繁に応用し使用します。
この部屋では、学生が製作した義足や装具をモデル被験者さんに装着し、患部にしっかりとフィットしているか、義足や装具の目的を果たしているかを評価し調整を行います。また、対象者のプライバシー確保のため、パーテーションで各部屋が区切られています。ここでは、義肢装具を製作するために最も重要となる、対象者の身体評価や患部の採寸・採型を行います。
主に熱で軟化する素材を加工する専用室です。たとえば大型オーブンでプラスチックシートを軟化させ、患者さんの患部の身体を再現した石膏モデルにかぶせ、真空ポンプでプラスチックと石膏モデルの間の空気を抜けば、患部の形状にぴったり沿ったプラスチックフレームが出来上がります。また、本実習室にはオーダーメイドの靴やインソールを製作するためのオランダ製の専用機械も備えられています。