在学生

蓮野 敢

博士後期課程

医療福祉学専攻 2年

将来に役立つ知識と経験を積む

私は本学義肢装具自立支援学科の学部2年次より研究活動を行えるUROP(Undergraduate Research Opportunity Program)を受講して、研究の面白さとやりがいを知り、本学修士課程を経て現在の博士課程に進学するまでの5年間研究を行っています。研究のテーマは、女性に好んで使用されているヒール靴について、ヒールの高さの違いが足部形態の変化に与える影響を3D計測技術によって解明するということに取り組んでいます。

私の所属するゼミでは毎週英語抄読会(journal club)を行っており、海外雑誌への論文投稿を見据えた勉強を行っています。

将来の目標は大学院の教員になることです。指導者としての腕を磨くために、学科の非常勤講師や学習支援センター講師の活動を行っています。

本大学院を目指す方へ、唯一無二の経験ができると感じたことにはどんどんトライしてください。私は学会発表・論文執筆について、ゼミ教員である阿部教授から頂いた様々な難題への挑戦を通して多くの知識と経験を得ることができました。本大学院には存分に自分の力を伸ばすことができる環境があるので、ぜひ臆さずチャレンジしてください。

在学生

Luong Thi Hai Yen

博士後期課程

医療福祉学専攻 3年

My choice

Hi everyone. My name is Luong Thi Hai Yen, from Vietnam. After earning a master’s degree, I desire to be studied more about scientific research and up-to-date knowledge in the health field and doing more in-depth research on population aging. Thus, Japan is absolutely my first choice. I have the honor to know Niigata University of Health and Welfare as a crucial partner with Hai Duong Medical Technical University, where I has worked before coming to Japan. Luckily, I had the rare opportunity to apply and receive a MEXT scholarship with so much help from International Center of NUHW.

Under the distinguished supervision and guidance of people who are expert in their area of studies, I have valuable opportunities to access a lot of data and new research methodologies and do my research. This is also an opportunity as well as a challenge for me to develop my personal career and support for developing Vietnam healthcare field. I believed that NUHW is the one of the best choices for international student in the field of health and welfare in Japan.

修了生

五十嵐 小雪

博士後期課程

医療福祉学専攻

新たな一歩から

大学4年生の頃の私は、漠然とした目標があるだけで、今後やりたいことを明確に答えることができず、進路に悩んでいました。当時、大学院という考えは全く持っていませんでしたが、大学院でしかできないことを経験し、新たな一歩を踏み出してみようと思い、進学を決意しました。

私は現在、博士後期課程に進学し、女性の月経周期に着目し、「月経を女性の味方にする」ことを目標に掲げて研究を進めています。月経周期は、競技パフォーマンスやスキルの習得レベルに影響を及ぼし、十分な力を発揮できないことに悩んでいる女性アスリートは少なくありません。そこで、スキル習得に欠かせない能力やそれに関わる神経活動の変化を明らかにし、すべての女性が月経周期に左右されずにスポーツを楽しみ、且つ、高いパフォーマンスを発揮できるための一助となることを目指しています。

また今後は、研究成果や月経周期とスポーツとの関係性について、中学生や高校生に向けて発信していきたいです。スポーツ現場では、月経との向き合い方に困惑している選手や指導者が多数いらっしゃいます。このような現状の中で、より早い段階から「月経」の正しい理解を持つことが、過度なトレーニングやそれに伴う身体への悪影響の予防、効率的なスキルアップに繋がると考えています。自身の研究活動を通して、社会における女性の更なる活躍に貢献できる存在になりたいと思います。

修了生

佐藤 隆子

博士後期課程

医療福祉学専攻 2021年度修了

学びたい気持ちと小さな成果を大切に

私は20年ほど前に修士課程を修了しましたが、そのときは学術研究の在り方についてよく分からないまま終わってしまい、もう少し分かるようになりたいという思いをもって過ごしてきました。また長く聾学校に勤めるうちに、科学の進歩や社会の変化により、新たな問題意識も生まれてきました。ありがたいことに、ご縁があって博士課程に進むことができ、聾学校の人工内耳装用児の実態について調べることになりました。

調べていくうちに、いろいろなタイプの児童が存在することが分かってきました。またどんなところを苦手とするのか、毎日の指導の中で感覚的にとらえていたことを分析によって文字にして表すことができ、研究を通してあらためて聴取能力と言語力のつながりを考える有意義な経験となりました。

遠距離通勤やコロナ禍で大学に出向くことが少なく、勉強不足を痛感する日々でしたが、先生方の温かいご指導のおかげで何とか修了することができました。本当に感謝してもしきれません。定年退職も間近となりましたが、継続して勉強していくことが次の目標となりました。