在学生

石川 陽希

健康科学専攻

健康栄養学分野 2年

知りたいをカタチに

私は本学の健康栄養学科を卒業後、フルタイムの大学院生として本大学院の修士課程に進学しました。まだ十分に解き明かされていない課題に対し、実験データや関連する文献を収集し、自分の考えを述べるという、研究の楽しさに4年の卒業研究で気づき、進学を決めました。特に研究で面白いなと感じる点は、普段何気なく過ごしている日常にも、見方を変えたり根拠を求めたりしようとすると、課題になり得る研究対象が転がっている点です。

私は商品パッケージと嗜好性の関係について研究を行いつつ、同時並行で4年の卒業研究の論文を雑誌へ投稿すべく推敲しています。投稿作業では英語が要所要所で必要になり、研究は好きだが勉強が嫌いな自分にとっては今一番大きな壁です。しかし大学の先生方は英語で論文を投稿している方が多いので、相談するとアドバイスを下さったりとサポートしてくれる環境があるため安心です。

将来の夢は、日々の買い物や食生活から人々のQOLを向上させることです。

進学前、教職員の方々に手厚く支えていただきました。ぜひ少しでも迷っているなら、後悔しないためにも、まずは相談してみるのをおススメします。

在学生

宮本 真菜

健康科学専攻

健康栄養学分野 2021年度修了

博士後期課程 医療福祉学専攻 2年

女性アスリートを支援したい!

月経不順で悩む女性アスリートのために予防法を見出したいと思い、大学4年間と修士課程において調査と研究を続けてきました。月経不順の主な原因としては、栄養不足が大きく影響していると言われていますが、自身の経験から、「心的不安・ストレス」の影響は非常に大きいのではないかと考えています。実際に、研究データで心的不安・ストレスが月経不順の大きな原因になっていることも明らかになってきました。そして、不安やストレスの増大を予防するための栄養素についても、徐々に特定でき始めています。現在は、本学女子長距離ブロックの栄養サポートを担当しており、研究で明らかになった結果を現場にフィードバックし、女性アスリートの支援に繋げることができていると感じています。今後は、さらに月経不順を予防できる方法を見出すために研究を続け、1人でも多くの女性アスリートを救いたいと考えています。どんなに小さなことでも、必ず明らかにしたい課題や支援したい方々が思い浮かぶ場合は、大学院へ進学し、研究を続けることをお勧めします。