在学生

田村 優喜

健康科学専攻

看護学分野 1年

新しい視点を求めて

私は本学の看護学科を卒業し、看護師としての経験を経て、大学院に入学しました。私の勤めていた病棟では終末期の患者様やそのご家族様と関わる機会が多くあり、その中で関わり方への疑問を感じるようになりました。臨床では納得のいく答えが見つからず、研究という違う視点から自分の疑問を見つめてみようと考え大学院への進学を決めました。

研究は大学の卒業研究以来ということもあり、分からないことばかりの状態です。しかし、大学院では基礎から研究を学び直すことができ、講義でも研究テーマについて他の院生と意見交換を行う機会が多くあります。そのため、様々な視点から多角的に問題を考える力を養い、無理なく研究に取り組むことができています。漠然とではありますが、将来は研究によって得たものを教育や臨床に少しでも役立てていけたらと考えています。

大学院で得られる新しい視点は人生を豊かなものにしてくれます。皆さんの人生をさらに豊かなものにするために、新しい視点を大学院へ探しに来てはいかかでしょう。

修了生

唐 虹

健康科学専攻

看護学分野 2022年度修了

学問には限りがなく、遠くまで行く

上海の健康医学院を卒業後、公立病院で看護師として3年働きました。看護制度や看護教育が成熟している日本へ留学してもっと多くのことを学びたいと思い来日、日本語学校で2年勉強し、新潟医療福祉大学大学院に進学しました。修士課程では2型糖尿病について研究。地道に看護を学び、研究への理解を深め、新しい世界観を築くことができたと思います。今は日本のクリニックで仕事をしていますが「学問には限りがなく、遠くまで行く」という中国の諺の通り、数年後にまた戻ってくるかもしれません。将来は母国の看護学を発展させたいと思っています。