在学生

石飛 直史

保健学専攻

視覚科学分野 2年

姫路から新潟の大学院に

私はこれまで視能訓練士として研究発表を経験し、いつか大学院に進学して科学的な研究スキルを身に付けたいと考えていました。しかし仕事と家庭と大学院の三立ができるか不安があり、進学に踏み切れませんでした。そんな中、本学大学院のオンライン環境が整ったことを聞き思い切って進学しました。

本学大学院の平日の授業は18時10分以降に行われ、その全てをオンラインで受講 (毎回、姫路から参加しています) できます。毎日17時まで勤務の私にとって、ここには社会人大学院生として働きながらでも学べる環境があります。授業では先行研究の調査から英語論文の読み方、研究計画の立て方、そしてそれをわかりやすい文章で計画書にまとめる基本的な内容からご指導いただき、日々新しい学びを重ねています。同時双方向のオンライン授業では目に見えない空気感や距離感を意識する必要がないので、一流の先生方や他分野の大学院生と活発なやりとりができます。これらは臨床現場では決して味わうことのできない環境であり、私にとって贅沢な時間となっています。

是非、社会人あるいは卒業を控える皆さんも、大学院に進学してこの贅沢な時間を味わいませんか。

修了生

生方 北斗

保健学専攻

視覚科学分野 2021年度修了

専門的な技能を科学して、職域に貢献したい

私は視能訓練士教員として社会人経験を経て、本学大学院に入学しました。視能訓練士は眼科診療における診断や治療の判断材料となる検査データを眼科医に提供します。そのため、視能訓練士が行う検査の質は眼科医療にとって非常に重要な位置づけになっていることを常々感じていました。そこで私は、視能訓練士が行う検査技能の定量化に関する研究を進めています。

視覚科学分野は視能訓練士の専門領域である視能訓練・矯正だけでなく、眼科学、光学、生理学の領域を専門とする教員が在籍しています。そのため、私が進める研究の計画や意義、データ解析などについて学際的な指導をいただきながら、とても充実した環境で学ぶことができています。

大学院では異なる分野の大学院生とともに授業を受けることがあり、それぞれがもつ研究への考え方や熱意に刺激を受けることが多くあります。また、大学院は目的意識を持ちながら学びを得ることができるので、その点も大きな魅力に感じます。

将来的には今後の研究成果が私の職域だけでなく、眼科医療の質向上にも貢献できるようになることを目標に、研鑽を積んでいきたいと思います。皆さんも大学院への一歩を踏み出すことで、きっと大きなvisionを持つことができますよ!