院生

田村 俊暁

保健学専攻

言語聴覚学分野 2年

学問の楽しさと行動することの大切さ

私は養成校卒業後、神経難病患者さんが多く入院する病院に勤務しました。しかし、治療法に関する参考書は少なく、研究論文や学会などで情報収集をするようになりました。そのような日々の中で、より専門的な知識・技術の必要性と同時に研究(学問)の楽しさを感じ、大学院進学を考えるようになりました。言語聴覚士として8年勤務後、ご縁があり新潟医療福祉大学の助手として勤務、翌年に言語聴覚学分野の大学院生となりました。

現在大学院では、舌の運動機能と発音との関連性について研究をしています。発音の障害は複雑で画一的な治療や評価方法がほとんどありません。運動機能評価・解析方法や音響分析について試行錯誤しながら実験を重ね、粘り強く続ける大切さ「学問に王道なし」を実感する日々です。将来は研究を続け、世界で通用する成果を出せるようになりたいです。

大学院と仕事との両立は大変ですが、得られる充実感はそれ以上です。大学院生活中に関心のある分野や知りたいことが次第に明確になるので、少しでも迷うなら、まずは行動してみてはいかがでしょうか。

修了生

平井 香織

保健学専攻

言語聴覚学分野 2015年度修了

仕事について見つめなおす機会に

「自分のやってきた臨床は意味のあるものだったのか?」という疑問を解決するための方法を学びたいと思ったことが、私が大学院進学を決めた理由です。研究に取り組んだのは卒業以来で研究者として初心者レベルではありましたが、大学院では経験豊富な指導教授に、研究計画の立案から進行状況、研究成果を厳しくチェックしていただき修士論文としての精度を高めることができました。同時に、文献検索や読み方、先行研究の整理、実験方法、統計処理など、研究に必要な多くのことを学ぶことが出来ました。現在は、在学中に研究補助員として勤めていた研究所で助手として勤務しています。将来は、臨床家としてだけでなく研究者としても研鑽を積んでいきたいと考えていますが、このような機会に恵まれたことや研究所で働こうという選択肢を選べたことも大学院へ進学し研究の面白さを学んだことが少なからず影響していると思います。仕事と学業の両立は体力的にきつい時期もありましたが、大学院生活は想像した以上に価値のある素晴らしい体験でした。様々な事情で進学を迷われている方もいると思いますが、まずは「挑戦してみる」ことだと思います。学びの深さ、そして貴重な出会いと濃厚な経験が、今後の言語聴覚士としての仕事に深みを与えてくれるのではないでしょうか。