修了生

田村 俊暁

保健学専攻

言語聴覚学分野 2018年度修了

博士後期課程 医療福祉学専攻3年

臨床現場と最新の研究成果を結ぶ

私は本学の修士課程(言語聴覚学分野)を修了して、そのまま同じ研究室の博士後期課程に進学しました。

博士後期課程では、関連分野の先生方の研究内容を学ぶ講義もあり、広い視点で研究をとらえることができます。修士課程で行った舌の運動性と発音の関係についての研究を発展させて、音響学的解析手法から発音時の運動性をとらえる研究をしています。仮説を立ててそれを検証していく過程は、現場の仕事にも通じることだと感じています。

将来は、発声発語障害領域を中心に、質の高い臨床研究ができる研究者になるのが目標です。現在勉強中の音響学的解析手法や運動学的なデータ処理技術を用いた研究をさらに発展させるため、勉強と実験に取り組んでいます。

私はずっと現場で働いていて、新鮮な環境を求めて、研究の世界に飛び込みました。学会での研究発表などで一流の研究者と交流する機会が増えたことは、私にとってとても貴重な経験だと感じています。今、自分がいる環境に刺激が欲しい方、将来の目標がある方は、大学院進学も一つの道として考えるといいのではないかと思っています。

修了生

平井 香織

保健学専攻

言語聴覚学分野 2015年度修了

仕事について見つめなおす機会に

「自分のやってきた臨床は意味のあるものだったのか?」という疑問を解決するための方法を学びたいと思ったことが、私が大学院進学を決めた理由です。研究に取り組んだのは卒業以来で研究者として初心者レベルではありましたが、大学院では経験豊富な指導教員に、研究計画の立案から進行状況、研究成果を厳しくチェックしていただき修士論文としての精度を高めることができました。同時に、文献検索や読み方、先行研究の整理、実験方法、統計処理など、研究に必要な多くのことを学ぶことができました。現在は、在学中に研究補助員として勤めていた研究所で助手として勤務した後、急性期病院で臨床業務に携わっています。

将来は、臨床家としてだけでなく研究者としても研鑽を積んでいきたいと考えていますが、このような機会に恵まれたことや研究所で働こうという選択肢を選べたことも大学院へ進学し研究の面白さを学んだことが少なからず影響していると思います。仕事と学業の両立は体力的にきつい時期もありましたが、大学院生活は想像した以上に価値のある素晴らしい体験でした。様々な事情で進学を迷われている方もいると思いますが、まずは「挑戦してみる」ことだと思います。学びの深さ、そして貴重な出会いと濃厚な経験が、今後の言語聴覚士としての仕事に深みを与えてくれるのではないでしょうか。