トピックス&ニュース

【速く泳ぐ技術を科学的に解明!】 健康スポーツ学科教員2名の「競泳競技」に関する研究論文が国際誌に受理されました!

画像1

この度、新潟医療福祉大学健康スポーツ学科 池田 祐介(いけだゆうすけ)准教授および同学科 奈良 梨央(ならりお)助教の「競泳競技」に関連する研究論文がそれぞれ国際誌に受理されましたのでお知らせいたします。

池田准教授はトレーニング科学・スポーツバイオメカニクス分野を専門としており、水泳部のトレーニングコーチ・動作分析を担当しています。奈良助教は、コーチング・水泳に関する指導法を専門としており、水泳部のコーチ兼シャペロンを担当しています。
本学水泳部では、水沼尚輝選手(本学職員・2018年度卒)や佐藤綾選手(同・2016年度卒)が2019世界水泳選手権に出場するなど、本学は競泳競技において世界を舞台に活躍するアスリートを輩出しています。地方大学ではありますが、科学的なサポートをはじめ、リハビリ面、栄養面、メンタル面において一流のスタッフがおり、大学全体でアスリートをサポートする体制を整えています。今回の池田准教授、奈良助教の研究においても、研究から得られた成果を現場のアスリートやコーチへ還元し、今後の技術の向上に繋げます。


◎池田祐介准教授 研究論文
「水中ドルフィンキックにおけるキック動作と泳速度の関係」

本研究では体幹部の動きを上胴と下胴に分け、泳速度によって動作の期分けを行うことにより、泳速度の高い選手ほど、加速局面と減速局面における下胴の動きが大きいことが明らかになりました。また、下胴の動きは、推進力を生み出すと考えられる下腿部と足部の動きと密接に関連しており、下胴の動きがドルフィンキック動作における“しなり”を生み出していたことが示されました。

本研究成果は国際誌「Journal of Sports Sciences」に受理され、掲載が予定されています。


◎奈良梨央助教 研究論文
「背泳ぎスタートで速くなるための技術を発見!」

本研究では、競泳の背泳ぎスタート合図後から足が離れるまでの動き(股関節と膝関節の伸展のタイミング)に着目をし、バックストロークレッジ(足かけ)を使用した際、下肢関節伸展のタイミングの違いにより、パフォーマンス(5m通過タイムなど)にどのような影響があるかを検討しました。その結果、股関節を先に伸展した後に膝関節を伸展する動作を行うことで、跳び出した後、アーチ姿勢が取りやすくなり一点入水がしやすくなることが明らかになりました。そのようなスタート技術のおかげで、5m通過時間が短縮されることがわかりました。

本研究成果は国際誌「Sports Biomechanics」に受理され、掲載が予定されています。


池田准教授、奈良助教の詳しい研究内容については新潟医療福祉大学HP「研究力」サイトをご覧下さい。
(研究力サイトURL:https://www.nuhw.ac.jp/research/


◎水泳部 下山 好充 (しもやまよしみつ)監督 コメント
新潟医療福祉大学水泳部では、「科学的根拠に基づいたトレーニング」をモットーに競技力向上につとめています。
そこで、水泳部に関わるスタッフが、競技力向上につながる様々な分野の研究を進めております。
今回紹介された2つの研究もトレーニング現場で生じた疑問を解決するための実践的な研究で、これらの研究成果をコーチングに還元し、競技力向上にも大きな貢献をしております。


新潟医療福祉大学は、全国でも数少ない保健・医療・福祉・スポーツの6学部13学科を有する総合大学として20種類以上の専門職を養成する教育カリキュラムを配置しています。
"運動機能医科学研究所"やトップアスリートおよび指導者を育成する"強化指定クラブ"、アスリートサポート研究を推進する"アスリートサポート研究センター"などを設置し、リハビリテーション科学およびスポーツ科学を基盤とした、特色ある教育・研究・地域貢献活動を実践しています。

2020年12月に文部科学省が発表した「2020年度科学研究費採択件数」において、「スポーツ科学、体育、健康科学、およびその関連分野(リハビリテーション科学を含む)」で新潟医療福祉大学が全国第4位となりました(私立大学では全国第2位)。

http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/210128-1.pdf (156.0KB)
※過去3年間の新規採択の累計数(文部科学省HP「令和2年度科学研究費助成事業の配分について」参照)

本学では引き続き、保健・医療・福祉・スポーツ分野の発展に貢献する研究と研究成果を広く世界へ発信することに積極的に取り組んでまいります。本学の研究活動について広く県民の皆様にご周知いただきますようお願い申し上げます。

画像1