TOPICS

【理学療法学科】池津真大さんと江玉睦明教授らの研究論文が国際誌に掲載されました!

画像1

池津真大さん(理学療法学科14期生、AR-Ex 尾山台整形外科)と江玉睦明教授(理学療法学科、スポーツ医科学Lab、アスリートサポート研究センター、運動機能医科学研究所)らの研究論文が国際誌に「International Journal of Environmental Research and Public Health」掲載されました。

肘尺側側副靭帯と前腕屈曲回内筋群共同腱は、互いに共同して肘外反制動を担っていることを明らかにしました。


【研究内容の概要】
野球選手に好発するスポーツ障害の一つに肘尺側側副靭帯損傷があります。
肘関節の安定化には、肘尺側側副靭帯と前腕屈曲回内筋群が重要であることが報告されています。
我々は先行研究(Ikezu et al, 2020)において、肘尺側側副靭帯と前腕屈曲回内筋群共同腱には独立した形態と不明瞭な形態が存在することを報告しました。
今回は、それらの形態の違いにより肘外反制動機能が異なるかどうかシミュレーションを用いて検討しました。
その結果、肘尺側側副靭帯と前腕屈曲回内筋群共同腱の形態が異なっていても、統合して見ると互いに共同して肘外反制動を担っていることが明らかになりました。

>>詳しい研究内容はこちら
https://www.nuhw-pt.jp/2021/02/-14ar-ex-lab20210217.html

【池津さんからのコメント】
本研究は遺体を対象とした研究になります。そのため、本研究結果が生体に当てはまるかどうかは分かりません。しかし、本研究結果から肘尺側側副靭帯と前腕屈曲回内筋群共同腱がバランス良く互いに共同して肘外反制動することが臨床的に重要であると考えています。今後も研究を進めて、怪我に苦しむ野球少年を少しでも手助けできるように頑張りたいと思います。

【原著論文情報】
Ikezu M, Edama M, Inai T, Matsuzawa K, Kaneko F, Hirabayashi R, Kageyama I. The Effects of Differences in the Morphologies of the Ulnar Collateral Ligament and Common Tendon of the Flexor-Pronator Muscles on Elbow Valgus Braking Function: A Simulation Study. International Journal of Environmental Research and Public Health. [in press]


>>理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/

>>理学療法学科オリジナルサイトはこちら
http://www.nuhw-pt.jp/

>>SHAINプロジェクトの詳細はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/shain/

画像1

このページのトップへ