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【理学療法学科】松澤寛大さんと江玉睦明教授らの研究論文が国際誌に掲載されました!

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松澤寛大さん(理学療法学科15期生、大学院修士課程2年、スポーツ医科学Lab、運動機能医科学研究所)と江玉睦明教授(理学療法学科、スポーツ医科学Lab、アスリートサポート研究センター、運動機能医科学研究所)らの研究論文が国際誌「Orthopaedic Journal of Sports Medicine」に掲載されました。
今回の研究では、浅指屈筋の3・4指と2・5指は同等な肘外反制動機能を有することを明らかにしました。

【研究内容の概要】
野球選手では、肘の内側に傷害が好発します。その要因として、投球時に肘の内側に外反ストレスが加わることが考えられています。外反ストレスを制動するためには、前腕の筋の中で浅指屈筋が最も重要と報告されています。我々は、効率的なエクササイズを考えるため、浅指屈筋の各指の起始部を詳細に検討し、3・4指と2・5指は起始部が異なることを報告しました (Matsuzawa et al, Surg Radiol Anat. 2020)。しかし、3・4指と2・5指のそれぞれが外反制動に関与するかどうかは不明であったため、今回検討しました。
その結果、3・4指と2・5指は同等な外反制動機能を有することが明らかになりました。したがって、全ての指をバランスよくエクササイズすることが重要ではないかと考えています。

>>詳しい研究内容はこちら
https://www.nuhw-pt.jp/2021/03/-152lablab20210308.html

【松澤さんからのコメント】
今回の研究のように、構造を明らかにし、機能を検証することは基礎的情報として重要だと考えています。今後は、健常な野球選手や傷害のある選手の特性を検討していき、傷害予防や治療方法の考案に向けて研究を重ねていきたいと思います。

【原著論文情報】
Matsuzawa K, Edama M, Ikezu M, Otsuki T, Maruyama S, Sato N. Contributions of the third and fourth digits and the second and fifth digits of the flexor digitorum superficialis muscle to elbow valgus stability. Orthopaedic Journal of Sports Medicine. [in press]


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