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【健康栄養学科】宮本真菜さんの研究論文が国際誌に受理されました!

宮本真菜さん(健康栄養学分野修士課程1年)と公益社団法人日本ボート協会との共同プロジェクトで実施した、女性アスリートの栄養摂取状態と月経状態との関係に関する研究成果が国際誌に受理されました。

【研究概要】
トップアスリートは激しいトレーニングと大きなストレスの中で競技を継続しています。
本論文はボート競技の各カテゴリー世界選手権に出場した日本代表選手を対象に、栄養状態、心的ストレス、月経状態、パフォーマンスに関する調査結果の一部を報告したものです。
月経に関しては、エネルギー不足によるものとストレスによる視床下部-下垂体-卵巣系への影響の2つが大きな要因として考えられます。
本論文では、ロジスティック解析を用いて、栄養摂取量、状態不安、特性不安と月経不順との関係について検討しました。
その結果、栄養摂取よりも、鬱症状との関連が強いとされる状態不安が月経不順に大きな影響を与えることが示唆される結果となりました。

【研究のポイント】
日本代表チームというスポーツ現場で、実際に摂取されている食事を調査し、栄養摂取状態、月経状態などのデータを国際誌に報告した例は世界を見てもほとんどありません。
国際的に活躍する女子スポーツ選手において、心的な不安が月経不順に影響を及ぼすことを示唆する結果を発表した世界で初めての報告です。
今後、他の研究機関との協力しながら、月経と栄養、心的ストレス、内分泌系、そして、骨密度などへの影響を検証するため、研究を進めていければと思います。

【澁谷 顕一准教授(共著者)からのコメント】
競技スポーツにとってパフォーマンスのほとんどは食事によって決まると言ってもいいほど、栄養はスポーツにとって直結しています。世界のトップのボート選手の場合、男子のオープンというカテゴリーの選手だと1日に8000 kcalから10000 kcal、女子のオープンの選手で6000 kcalから7000 kcalを摂取すると言われています。これだけの量を食べて、さらに、fitnessを保つだけのトレーニングを行っています。女子選手の場合にはこれに加え、食事とストレスによる月経不順の問題が出てきます。月経不順は、恐らく多くのチームが抱えている問題だと思われます。その原因の一部を解明した画期的な報告だと思います。

【論文タイトル】
Relationship between anxiety and menstrual irregularity among elite rowers

【著者】
Mana Miyamoto(新潟医療福祉大学大学院医療福祉学研究科健康科学専攻健康栄養学分野修士課程1年), Yuko Hanatani(公益社団法人日本ボート協会管理栄養士), Kenichi Shibuya(新潟医療福祉大学健康科学部健康栄養学科、新潟医療福祉大学栄養科学研究センター)

【掲載雑誌】
Nutrients(in press)


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