【診療放射線】ASMRを聞いたときに脳内では何が起きているのか-心地よい感覚に関連する脳内ネットワークの特徴を解明- - 新潟医療福祉大学 研究力

新潟医療福祉大学 研究力

2026.07.20

研究者 大石 美鈴

【診療放射線】ASMRを聞いたときに脳内では何が起きているのか-心地よい感覚に関連する脳内ネットワークの特徴を解明-

新潟医療福祉大学診療放射線学科の大石美鈴助手らの研究グループは、ASMRトリガーとクラシック音楽への曝露中の機能的結合の変化を比較し、ASMRトリガーの聴取により強く関連する結合の変化を明らかにするため、fMRIを用いて、参加者がASMRトリガーとクラシック音楽を聴いている間の機能的結合を比較し、ASMR特有の脳活動を調べました。 本研究成果は、2026年6月4日にFrontiers in Neuroscienceで公開されました。

【研究概要】
本研究ではASMRトリガーを聞いた際の脳活動をfMRIで測定し、クラシック音楽を聞いた際の脳活動と比較しました。その結果、ASMRトリガー聴取時には複数の脳領域間の機能的結合が強まり、クラシック音楽とは異なる脳内ネットワークの変化が生じることを明らかにしました。

【研究のポイント】

1. ASMRトリガー聴取時の脳内ネットワーク変化をfMRIで評価しました。
2. ASMRトリガー聴取時にDMN内の結合が増加しました。
3. これらの変化はクラシック音楽の聴取時には認められず、ASMRに関連した脳活動である可能性が示されました。

【原論文情報】
Oishi M, Sasaki K, Sakurai N, Kodama N. Differences in brain functional connectivity between autonomous sensory meridian response and classical music: Front. Neurosci. 20: 1815703. 2026.
DOI:https://doi.org/10.3389/fnins.2026.1815703

【研究者情報】
医療技術学部 診療放射線学科
助手 大石 美鈴(おおいし みすず)

fMRIを用いて脳機能メカニズムの解明に関する研究を行っています。主に精神状態やリラクゼーション手段が脳活動に与える影響について調べています。