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【理学療法学科】稲井卓真さんと江玉睦明教授、高林知也助教らの研究論文が国際誌に掲載されました!

稲井卓真さん(おぐま整形外科クリニック、大学院博士後期課程修了生)と江玉睦明教授(理学療法学科、スポーツ医科学Lab、アスリートサポート研究センター、運動機能医科学研究所)と高林知也助教(理学療法学科、バイオメカニクスLab、運動機能医科学研究所)らの研究論文が国際誌『Heliyon』に掲載されました!

今回の研究では、静的姿勢時の膝蓋骨の動き(ポジション)を推定するために三次元動作解析とCTを用いた新たな手法を確立しました。
詳しい内容は以下をご覧ください。

研究の概要
ジャンパー膝(膝蓋腱炎)は、バレーボールやバスケットボールなどのジャンプ動作を繰り返すことによって起こるスポーツ障害です。
膝蓋腱が過度に伸張されることや膝蓋骨が過度に後ろに傾くこと(後傾)がジャンパー膝の原因になる可能性があり、この疾患の発生機序を解明するためには「膝蓋骨の動き」をしっかりと理解する必要があります。
膝蓋骨の動きを知るためにフルオロスコピーという高価な機器を2台使用する方法がありますが、この機器が2台設備されている研究機関は少ないのが現状です。
そのため、私たちはフルオロスコピーを使用せず、三次元動作解析装置とCTを用いて「膝蓋骨の動き」を調べる新たな手法を確立しました。

稲井さんからのコメント
本研究の手法を用いることで、三次元動作解析装置とCTのみで膝蓋骨の動きを推定することができます。フルオロスコピーという機器が2台設備されている研究機関は少ないため、私たちの新たな手法はより簡便に膝蓋骨の動きを知ることができると考えられます。また、今後は新たな手法を用いて健常成人と膝蓋腱炎患者における膝蓋骨の動きの違いなどを調査していきたいと考えています。

本研究のポイント

① CTを用いて被験者の膝蓋骨モデルを構築した点
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/2008171.pdf (18.5KB)

② Surface mapping法という方法に基づき、膝前面に多数の赤外線マーカー(赤丸)を貼付して、その多数のマーカーによる「形状」から「膝蓋骨の動き」を予測した点
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/2008172.pdf (20.6KB)

③ 新たな手法においてパラメータ(例:膝蓋骨モデルのメッシュ形状、赤外線マーカーの間隔など)の条件を複数設定し、どの条件で「膝蓋骨の動き」の推定値が最良か検討した点
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/2008173.pdf (75.5KB)

原著論文情報
Inai T, Takabayashi T, Watanabe S, Ikezu M, Kaneko F, Matsuzawa K, Edama M: A new method for estimating three-dimensional movement of the patella using a surface mapping method and computed tomography. Heliyon. 2020.

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