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7月26日(水)薬物乱用防止講演会が開催されました。

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7月26日(水)、本学キャンパスにて薬物乱用防止講演会が開催されました。

近年のインターネット等の普及に伴い、覚せい剤、大麻、またMDMAなどの錠剤型合成麻薬や違法ドラッグなどの薬物が手軽に入手できることから、未成年者や20歳代の若者の間に薬物乱用が広がってゆくことが危惧されてきております。
さらに、昨今大学生の大麻汚染や脱法ハーブによる健康被害が相次ぎ報道され、若者の間において、薬物乱用が社会問題となっております。
このようなことから、これからの社会を担っていく若者を中心に薬物の恐ろしさや正しい知識を啓発していくため、本学では新潟市保健所様の主催により主に1年生を対象に下記のとおり薬物依存体験者による講演会を実施いたしました。

■演題:「薬物依存症の息子を抱えて」
■講師:新潟県薬物依存症者を抱える家族の会
    小西 憲 氏、小西 美代子 氏
■プロフィール:
平成10年頃、東京に進学された息子の覚せい剤使用を知る。薬物の使用を止めさせようとしたが、状況は悪化することとなり、どうにもならない状態の中、家族会やダルク(DARC)と出会う。平成14年2月に新潟県薬物依存症者を抱える家族の会を設立され、以降、ご夫婦で薬物依存症者本人と家族の回復を支援されている。

当日は約800名の学生が参加し、薬物依存症の息子さんを抱えた小西さん夫婦の講演に聞き入りました。学生の感想には「自分だけではなく、家族や周りの人達にも迷惑をかけてしまうことがわかった。」「絶対に手を出さないと誓った」などがありました。

本学では今後も学生一人ひとりと向き合う、きめ細やかなサポートに尽力して参ります。

※ダルク(DARC)とは、ドラッグ(DRUG=薬物)のD、アディクション(ADDICTION=嗜癖、病的依存)のA、リハビリテーション(REHABIRITATION=回復)のR、センター(CENTER=施設、建物)のCを組み合わせた造語で、覚醒剤、有機溶剤(シンナー等)、市販薬、その他の薬物から開放されるためのプログラムを持つ民間の薬物依存症リハビリ施設を指す。

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