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「デートDV(ドメスティックバイオレンス)防止セミナー」実施報告

10月17日(水)、本学人権委員会および新潟市市民生活部男女共同参画課の共催により、「デートDV防止セミナー」を実施致しました(一部学科は後日実施)。
本セミナーは、一年生全員を対象としており、デートDVとは何かを理解し、身近な異性との関わりを通じた他者に対する人権尊重の啓発を目的としております。

DV(ドメスティックバイオレンス)とは、夫婦や恋人といった親しい間柄でのどちらか一方からの暴力・支配と定義されています。具体的には、暴力だけではなく、馬鹿にする、行動を監視する、望まない性行為を強制するなども挙げられ、2001年には配偶者暴力禁止法が成立したことで、DVは犯罪を含む人権侵害行為にあたるとされました。

高校生や大学生にもDVに当てはまる事例が多く潜在すると予想されており、このような若い人達の場合では「デートDV」と呼び区別しています。NPO法人「DV防止ながさき」の調査では、女子大学生全体の14%がこのデートDVの被害にあっているとの報告もあります。

なお、本セミナーは、新潟県内で活動をされているNPO法人「女のスペース・にいがた」から講師をお招きして、毎年新入生を対象に実施されています。当日は、本学理学療法学科の在学生(4年生)による寸劇も行われ、印象深いセミナーとなりました。学生にとって、本セミナーが人権を考えるきっかけとなり、また、デートDVの防止にも繋がることを望んでおります。また参加した一年生には、今後の学生生活を含め、「男女の対等な関係性」と「他者への思いやりの心」を忘れずに、卒業後QOLサポーターの一翼を担ってくれることを大いに期待しています。

本学ではQOLサポーターにふさわしい人材育成のため、今後も人権教育についてより力を入れて参ります。

最後に、本セミナーの開催にご尽力いただいた「女のスペース・にいがた」の講師様、ならびに新潟市市民生活部男女共同参画課様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

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