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【国際交流】国際協力機構(JICA)生活習慣病予防研修・第1~2週目実施報告

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本学では、独立行政法人国際協力機構(JICA)の要請を受け、10月18日(木)~11月16日(金)に渡り、フィジー・マーシャル・バヌアツ・キリバス・ツバル・パラオの6カ国から7名の研修員を受け入れ、生活習慣病予防に関する研修を実施しております。

1週目のプログラムでは、研修員自身の研修事前健康診断が新潟リハビリテーション病院で行われた後、健康スポーツ学科石川教授により健康状態の判定について講義が行われました。各自の健康度チェックをもとに、適切な減量目標の設定を行い研修がスタートしました。

2週目のプログラムでは、日本における生活習慣病の現状・予防対策とその効果について理解を深めるため、健康栄養学科・健康スポーツ学科・看護学科の教員による講義の他、実際に学外へ赴き、現地見学を通して実際に体感するという内容の研修が行われました。
具体的には、胎内市での特定健診見学、佐渡市での特定保健指導見学、また長岡中央綜合病院見学等を通して、地域ベースの健診と保健指導について理解を深めました。佐渡研修旅行では、途中佐渡金山に訪れるなど観光プログラムも組み込まれました。
また、学校ベースの健診と健康教育について学ぶため、新潟市教育委員会を訪れた後、新潟市立葛塚小学校、新潟市立早通中学校へ訪問しました。葛塚小学校では、生徒とともに日本の給食を体験し、研修員は「美味しかった」・「栄養のバランスがよくとれている」また「生徒がとても給食を楽しんでいる様子で幸せだと思う」などの感想が寄せられました。
日本の保健医療の現状や生活習慣病の対策について、また循環器疾患対策や看護職の生活習慣病対策における現状と役割について講義も行われ、研修員の理解がより深まるプログラムとなりました。
その他、新潟県森副知事への表敬訪問が行われた他、週末には青年海外協力隊OBの方々との交流会や、アルビレックス新潟のサッカー観戦も行われました。
本学では、引き続き11月16日まで保健・栄養・運動・看護における様々な研修プログラムを実践して参ります。

■研修期間
10月18日(木)~11月16日(金)

■対象国・人数
フィジー・マーシャル・バヌアツ・キリバス、ツバル、パラオより計7名

■研修目的
地域医療保健サービスに関わる看護職者が、生活習慣病予防のための知識や技術を獲得し、自国の実情に合った予防対策計画を立案し、関係者に普及する。

■研修内容
1)自国や大洋州地域における問題点とその対応策の動向を説明することが出来る。
2)日本における生活習慣病の現状・対策とその効果について理解を深める。
3)日本における実践的な予防介入法とその指導方法を学習する。
4)自国の生活習慣病予防プログラムと教材を作成する。
5)作成したプログラムのモニタリングと評価の計画を作成し、各自の取組みに位置づける。

<写真上から>
1)佐渡市あいかわ開発総合センターでの研修の様子
2)佐渡観光の様子
3)胎内市ほっとHOT・中条での研修の様子
4)健康スポーツ学科塙講師による講義の様子

>>本学の国際交流に関する詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/international/index.html

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