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【国際交流】国際協力機構(JICA)生活習慣病予防研修・第4~5週目実施報告

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本学では、独立行政法人国際協力機構(JICA)の要請を受け、10月18日(木)~11月16日(金)に渡り、フィジー・マーシャル・バヌアツ・キリバス・ツバル・パラオの6カ国から7名の研修員を受け入れ、生活習慣病予防に関する研修を実施致しました。

4週目のプログラムでは、研修員が地域ベースの健診・保健指導(大人グループ)または学校・ベースの健診・健康教育(子どもグループ)に分かれて自国での実施計画を立案し、運動と栄養改善のための教材作成を行いました。看護学科・医療情報管理学科による健診の企画・データ分析・評価を行い、各国での対策に活用できるようなワークショップを行うことで、より実践的な内容で「自国の生活習慣病予防プログラム」を作成できるような内容となりました。その後、本研修で学んだ健診方法を研修員が演じ、説明を行う内容のDVD、また子ども向け・大人向けエクササイズのDVDを作成した他、子ども用大人用それぞれの食事摂取適正量を記した教材となる栄養リーフレットの作成をいたしました。それぞれの教材が、帰国後すぐに使用できる画期的な視覚教材となりました。

5週目のプログラムでは、医療情報管理学科により作成した生活習慣病予防プログラムのモニタリング、および評価の必要性と方法について介入プログラム計画を作成しました。また、研修初日に発表した各国の自治体の既存の計画に本研修をどのように位置づけるか、各国での実施と普及への戦略について説明が行われました。
最終日には、研修総括として各国の生活習慣病予防のプログラムと作成した教材について発表会が行われました。閉講式ではJICA北陸の友部支部長および本学山本学長より研修員7名へ修了書が授与され、その後、盛大な送別会が催されました。よさこい部のパフォーマンスでは研修員も参加して大きな盛り上がりをみせ、1ヶ月に渡る研修が幕を閉じました。

研修員からは、本研修で学んだ運動プログラムや健診プログラムの実施方法は自国の状況に大変有益であり、帰国後同僚に伝えるとコメントが寄せられました。また、日本について、衛生的・友好的であり、地産地消の新潟の食事は美味で栄養的であるという喜ばしいコメントが得られました。本学で学んだ研修を、是非帰国後の業務で活かしていただきたいと思います。

■研修期間
10月18日(木)~11月16日(金)

■対象国・人数
フィジー・マーシャル・バヌアツ・キリバス、ツバル、パラオより計7名

■研修目的
地域医療保健サービスに関わる看護職者が、生活習慣病予防のための知識や技術を獲得し、自国の実情に合った予防対策計画を立案し、関係者に普及する。

■研修内容
1)自国や大洋州地域における問題点とその対応策の動向を説明することが出来る。
2)日本における生活習慣病の現状・対策とその効果について理解を深める。
3)日本における実践的な予防介入法とその指導方法を学習する。
4)自国の生活習慣病予防プログラムと教材を作成する。
5)作成したプログラムのモニタリングと評価の計画を作成し、各自の取組みに位置づける。

<写真上から>
1)栄養教材作成の様子
2)アクションプラン発表会で教材発表の様子
3)閉講式の様子
4)送別会パフォーマンスよさこい部と記念撮影

>>本学の国際交流に関する詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/international/index.html


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