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【運動機能医科学研究所】理学療法学科・菅原和広助教らの研究論文が海外雑誌『Brain Topography』に掲載されることとなりました。

理学療法学科・菅原和広助教らが行った研究論文が、海外雑誌であるBrain Topographyへの掲載が決まりました。
菅原先生はこれまで、脳磁界計測装置(Magnetoencephalography;MEG)を用いて視覚刺激に応じて運動を行う際の大脳皮質活動の研究をしておりました。
今回はそのMEGを用い,視覚刺激に応じて左右の運動肢を決定し、運動するという課題を行い、MEGでは計測が困難であるとされているヒトの運動前野の活動を捉えることができました。

以下に研究題目および研究要旨を記載いたします。
Sugawara K, Onishi H, Yamashiro K, Kirimoto H, Tsubaki A, Suzuki M, Tamaki H, Murakami H, and Kameyama S.
Activation of the human premotor cortex during motor preparation in visuomotor tasks.
Brain Topography. 2013 (in press)

要旨:
本研究は脳磁図を用い、視覚誘導性運動課題時の運動前野の活動特性を調査する目的で実験を行いました。実験課題は最初の視覚刺激(S1)に応じて右手を動かすか、左手を動かすかを選択し、次に提示される視覚刺激(S2)で選択した側の示指を伸展するものとしました。課題実行時にはS1刺激後約300ms~400ms後(運動開始前約400ms)に運動前野の活動が観察される結果が得られた。
本研究により、これまでの研究で明らかになっていなかった視覚-運動時の運動前野の継時的変化と、運動前野が左右運動肢を選択する際に関与していることが明らかになりました。

運動医科学機能研究所では、今後も最先端の研究を続けて参ります。

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