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【国際交流】保健・医療・福祉の専門職を目指すフィリピンの学生が「連携総合ゼミ」に参加しました。

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9月上旬、新潟医療福祉大学のキャンパスにて、本学と大学間国際交流の協定を締結しているフィリピンの2大学(アンヘレス大学とサントトマス大学)の学生と本学の学生が交流のため集いました。

フィリピンの大学からは、それぞれの大学の保健・医療・福祉の学科を専攻する学生7名が参加し、11学科を有する本学の学生と学内での演習に参加し、学内外で交流を行いました。

フィリピンの学生は、それぞれの大学の教員が引率し、9月初旬から新潟に滞在しました。彼らが交代で、過去に海外研修に参加したことのある本学の学生の家にホームステイさせてもらうことで、交流の輪が広がりました。週末には、本学のオープンキャンパスを学生のボランティアに案内してもらい、夜は本学の近くの海辺にあるキャンプ場でバーベキューに招待してもらいました。

翌週には、本学と新潟県内の他大学の学生が参加する「連携総合ゼミ」にフィリピンの学生も参加し、フィリピンの「地域に根ざしたリハビリテーション」の対象となっている障害のある子どもなどの情報を基に、本学の学生と保健・医療・福祉の専門職の連携の在り方についてのディスカッションを英語で行いました。

9月10日(水)には、国際交流の集いが「コーヒーハウス」として企画され、お互いの国や大学のこと、楽しいことなどを、学生の目線で情報交換しようという目的で開かれました。本学のよさこい部の皆さんによるよさこいのパフォーマンスは大好評でした。

本学では、毎年フィリピンへの海外研修を行っています。今後も、学生に海外への興味を持ってもらい、在学中に海外へ行く経験を積んでもらうことを通して、21世紀のグローバル化した世界の中で、海外の同じ専門職の仲間とも連携できる学生を育てたいと考えています。

<連携総合ゼミ参加学生の声>
フィリピンと日本とでは医療に対する考え方や制度が異なり、アプローチの手順や優先順位も異なることを知りました。チームアプローチを重要視している日本の医療では、他者との意見の合致や協調性が求められます。他国の学生との合同ゼミでは、チームアプローチに必要とされることをより強く学べると思います。(言語聴覚学科4年 武淵絢子)

英語と日本語を同時に使うことは大変でしたが、とても楽しくゼミに参加できました。異なる文化や制度のなかでも、患者さんの置かれた状況に対応する柔軟性を身につけることができたと思います。フィリピンの学生たちとの関わりを通して、日本に限らず多国間でも多職種連携を行うことができると感じました。(看護学科4年 本間早耶香)

同じ保健医療福祉の専門家を目指す学生として、新潟医療福祉大学の仲間たちと課題に取り組み、グループに提示された症例のケアの在り方について話し合いました。私が連携総合ゼミで学んだ一番大切なことは、リハビリテーションにおける連携と協働についてです。患者さんが総合的によい健康状態を将来得られるように、リハビリテーションチームは他職種の専門家と協力し合って取り組むべきです。私たちが目を向けなければいけないところは患者さんのクオリティ・オブ・ライフ(QOL)であることを学びました。(Jansenn Ray D. David,AUF理学療法学生)

私は、それぞれの職種の重要性と、医療的ケアにおいて患者さんによりよいケアを提供するためには、三角のピラミッド型の組織ではなく、職種間のコミュニケーションが重要だということを学びました。連携総合ゼミは、専門職を目指す人たちに、お互いが協力し合って患者さんへのケアの提供に環となって取り組む組織の在り方の大切さを教えてくれました。(Eugenie Louise O. Cuerdo, USTスポーツ科学学科)

略語
IPE, Inter-professional Education, 多職種連携教育
AUF, Angeles University Foundation, アンヘレス大学
UST, University of Santo Tomas, サントトマス大学

写真上から
・理学療法学科の演習に参加したフィリピンの学生
・本学学長との記念撮影
・連携総合ゼミ発表会の読み合わせの練習
・連携総合ゼミの発表会を終えて
・連携総合ゼミの修了式

>>国際交流の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/international/

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