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第66回日本体育学会において、本学大学院生と教員の二人が若手研究優秀賞をダブル受賞!!

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2015年8月25日(火)~27日(木)、国士舘大学世田谷キャンパスで行われた第66回日本体育学会が開催されました。日本体育学会は、体育スポーツ分野において日本で最も権威のある学会で、体育スポーツ分野の研究者が一堂に会する学会です。
今学会では、将来の日本体育学会をリードする若手研究者の研究を評価するために「若手研究優秀賞および奨励賞」の選出が行われました。エントリーのあった141演題の中から、15演題が奨励賞として選出され、その中の7演題が優秀賞として選ばれました。
この度、新潟医療福祉大学大学院 丸山敦夫教授の研究室に所属する修士課程健康スポーツ学分野1年の大野果穂さん、健康スポーツ学科 佐藤大輔講師の二人が若手研究優秀賞をダブル受賞しました。

【若手研究優秀賞 受賞内容】
■大野果穂(健康スポーツ学分野1年;丸山敦夫研究室)>
「弱い単発経頭蓋磁気刺激が最大握力発揮時の筋力増強を引き起こすか?」
〇要旨
本研究では、健常成人を対象に、外部から弱い脳刺激を加えた最大握力トレーニングを3日間行い、最大握力が増大するか?および大脳皮質一次運動野の抑制機能が変化するか?を調べました。

その結果、3日間の外部から弱い脳刺激を加えた最大握力トレーニングは最大握力を高め、一次運動野の抑制機能を低下させる可能性が明らかとなりました。
〇研究の意義と今後の展望
本研究の結果は、筋力増強を目的としたトレーニングにおいて、神経活性の増大に着目した革新的な筋力向上トレーニング開発の足掛かりとなる可能性があります。今後、より詳細な「トレーニングプログラム」を検討することで、既に筋肥大が起きているアスリートや筋力の低下した高齢者の運動療法など、幅広い活用が期待できます。

■佐藤大輔(健康スポーツ学科講師)
「事前浸水が一次運動野の神経可塑性に及ぼす影響」
〇要旨
本研究では、水に浸かることによって大脳皮質一次運動野が変化しやすくなるかどうか?を調べました。その結果、15分間ぬるま湯(34℃程度)につかることで大脳皮質一次運動野が変化しやすくなる可能性が示されました。
〇研究の意義と今後の展望
本研究の結果は、事前に水に浸かることが、新たな運動技術を学習しやすい脳状態にしてくれる可能性を示しています。今後、実際の運動学習に対する効果を検証することで、アスリートの新たな技能獲得や高齢者の機能改善を促進する独創的な「水療法」の開発が期待できます。

以上、本学の取り組みにつきまして、県民の皆様に周知すべく、取材・報道いただきますようお願いいたします。

>>健康科学専攻 健康スポーツ学分野の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/grad/field/master/hs.html

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