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【理学療法学科・運動機能医科学研究所】犬飼康人講師らの研究論文が『Journal of NeuroEngineering and Rehabilitation』に採択されました!

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犬飼康人講師(理学療法学科、神経生理Lab、運動機能医科学研究所所属)らの研究論文が『Journal of NeuroEngineering and Rehabilitation』に採択されました!

犬飼先生は、理学療法士が治療対象とすることが多いバランス障害についての治療法についての研究を日々、行っております。今回がバランス障害を引き起こすことが多い高齢者に対する治療法に関する研究です。今回の研究論文の詳細と犬飼先生からのコメントは以下の通りです。

前庭器官へのノイズ電流刺激は高齢者のバランス機能を改善させるのか?

研究概要:
高齢者の転倒を引き起こす危険因子の1つとして「バランス障害」があげられます。これまでに、立位姿勢(安静に立った状態)で重心動揺が増加した(ふらつきの大きい)高齢者は、転倒しやすいことがわかっています。バランス障害に関係する感覚器の1つに耳の奥にある前庭器官というものがあります。この研究では、この前庭器官に微弱なノイズ電流刺激を与えることで、高齢者のバランス機能が改善するかどうかを検証しました。結果として、前庭器官へのノイズ電流刺激を行うことで高齢者のバランス機能が改善することが明らかになりました。本研究成果は、「Journal of NeuroEngineering and Rehabilitation」に掲載予定です。

犬飼先生からのコメント:
私たちは、これまでに耳の後ろに電極を貼付し、前庭器官に微弱なノイズ電流刺激を行うと若年者のバランス機能が改善することを報告しています(Inukai et al., 2018)。しかし、高齢者においても前庭器官にノイズ電流刺激を行うことでバランス機能が改善するのかは明らかになっていませんでした。本研究では、前庭器官へのノイズ電流刺激によって高齢者においてもバランス機能が改善することが明らかになりました。バランス機能を改善させることは高齢者の転倒予防に役立つ可能性があり、本研究結果より前庭器官へのノイズ電流刺激は高齢者の転倒予防に貢献する可能性が示唆されました。

本研究成果のポイント:
1. 前庭器官にノイズ電流刺激を行うと地域在住高齢者の重心動揺が減少することが明らかになりました。
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/180715-1.pdf (82.2KB)

2.ノイズ電流刺激が重心動揺を減少させる刺激効果は,重心動揺が高値を示す人(立位でのバランスが不安定な人)で大きいことが明らかになりました.
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/180715-2.pdf (62.4KB)

原著論文情報
Inukai Y, Masaki M, Otsuru N, Saito K, Miyaguchi S, Kojima S, Onishi H. The effect of noisy galvanic vestibular stimulation in community-dwelling elderly people: a randomized controlled trial. Journal of NeuroEngineering and Rehabilitation [in press]

>>理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/

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http://www.ihmms.jp/

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