トピックス&ニュース

【看護学科】紅林佑介講師の研究論文が国際誌「Perspectives in Psychiatric Care」誌に採択されました。

紅林佑介講師(看護学部・精神看護学研究室)の研究論文が国際誌「Perspectives in Psychiatric Care」誌に採択されました。

紅林先生は、学生や臨床看護師の対人援助技術の向上と関連する心理的要因の研究をしています。
対人援助技術を向上させるためには、援助者側の心理的側面が重要になります。たとえば患者さんという他者に関心を向けることや、援助者自身が援助の内省や振り返りをすることの両者が必要になります。心理学領域ではこれらの特性を、前者は他者意識、後者を自己注目と呼び、対人援助技術と関連すると推察されます。

一方で、同じ看護師でも働く診療科によって求められる対人援助技術は異なります。大きく分けると、内科・外科など主として身体を看る診療科と、精神科など主として精神を看る診療科に分けられます。しかし、対人援助技術と関連する心理的要因が診療科によって異なるのか、さらには他者意識と自己注目のどちらがより対人援助技術と関連しやすいのかは未だに調査されていません。

そこで今回、紅林先生は全国の7か所の病院に協力してもらい調査をしました。

論文概要:
全国7か所の病院に勤めている看護師(身体科の看護師271名、精神科の看護師316名)を対象にして、看護実践能力、職業性ストレス、他者意識、自己注目などの調査をしました。
看護実践能力と関連する因子は、診療科によって異なっていました。具体的には、看護実践能力の高さと関連した要因は、身体科と精神科の看護師とも他者意識の高さであり、それに加えて精神科の看護師では自己注目の高さも関連していました。

コメント:
まずは本研究に協力を頂いた看護師さんたちにお礼を申し上げたいと思います。
本研究の結果から看護実践能力の向上を目指すための教育方法は、診療科に合わせて変える必要性が示唆されました。つまり、従来通りに、他者への関心を高めることを基盤におき、精神科の看護実践能力を高めるためにはさらに自己注目を高める教育を加える必要があると考えられます。今後も研究を深めて、効果的な対人援助技術の教育方法を改良していきたいと思います。

原著論文情報
Kurebayashi Y: Comparison of Factors Predicting Nursing Skills Between General and Psychiatric Nurses, Perspectives in Psychiatric Care, DOI: 10.1111/ppc.12316. [Epub ahead of print]

>>看護学科の詳細はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/nr/

このページの先頭へ戻る